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広島大学/2001年度/前期

広島大学 2001年 数学 第3問解答・解説

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1問題

広島大学2001年度第3問

数列 {an}\{a_n\} は,関係式 a1=2,(an+1−an)2=2(an+1+an),an+1>an(n=1,2,3,…)a_1=2,\quad(a_{n+1}-a_n)^2=2(a_{n+1}+a_n),\quad a_{n+1}>a_n\quad(n=1,2,3,\ldots) によって定まっている。

(1)a2,a3,a4a_2,a_3,a_4 を計算せよ。

(2)一般項 ana_n を nn の式で表せ。

(3)lim⁡n→∞(an+1−an)\displaystyle \lim\limits _{n\to\infty}(\sqrt{a_{n+1}}-\sqrt{a_n}) を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2解答

解答を見る答えはこの解答の中にあります

(1)(2)dn=an+1−and_n=a_{n+1}-a_n とおくと,条件より dn>0d_n>0 であり,an≧a1=2a_n\geq a_1=2 である。dn2=2(an+1+an)=2(2an+dn),(dn−1)2=4an+1.\begin{aligned}d_n^2&=2(a_{n+1}+a_n)=2(2a_n+d_n),\\(d_n-1)^2&=4a_n+1.\end{aligned}ここで an≧2a_n\geq2 だから 4an+1>1\sqrt{4a_n+1}>1 である。dn=1−4an+1d_n=1-\sqrt{4a_n+1} とすると dn<0d_n<0 となり dn>0d_n>0 に反するので,dn=1+4an+1d_n=1+\sqrt{4a_n+1} である。したがって an+1=an+1+4an+1a_{n+1}=a_n+1+\sqrt{4a_n+1}。よって4an+1+1=4an+5+44an+1=(4an+1+2)2.\begin{aligned}4a_{n+1}+1&=4a_n+5+4\sqrt{4a_n+1}\\&=(\sqrt{4a_n+1}+2)^2.\end{aligned}両辺の平方根をとると,bn=4an+1b_n=\sqrt{4a_n+1} として bn+1=bn+2b_{n+1}=b_n+2。また b1=9=3b_1=\sqrt{9}=3 だから,bn=3+2(n−1)=2n+1b_n=3+2(n-1)=2n+1。ゆえに 4an+1=(2n+1)24a_n+1=(2n+1)^2 より an=n(n+1)a_n=n(n+1)。特に a2=6, a3=12, a4=20a_2=6,\ a_3=12,\ a_4=20。  (3)一般項を用いてan+1−an=(n+1)(n+2)−n(n+1)=n+1(n+2−n)=2n+1n+2+n=21+1/n1+2/n+1⟶1(n→∞).\displaystyle \begin{aligned}\sqrt{a_{n+1}}-\sqrt{a_n}&=\sqrt{(n+1)(n+2)}-\sqrt{n(n+1)}\\&=\sqrt{n+1}(\sqrt{n+2}-\sqrt n)\\&=\frac{2\sqrt{n+1}}{\sqrt{n+2}+\sqrt n}\\&=\frac{2\sqrt{1+1/n}}{\sqrt{1+2/n}+1}\longrightarrow 1\quad(n\to\infty).\end{aligned}したがって求める極限は 11。

この問題で使う考え方

  • 漸化式
  • 等差数列の一般項と和
  • 数列の極限

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