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広島大学/2002年度/前期

広島大学 2002年 数学 第4問解答・解説

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1問題

広島大学2002年度第4問

xyxy 平面上を移動する点 PP を考える。はじめに、点 PP は原点にあるとする。4枚のカードに、上、下、左、右の4つの文字を1つずつ書いて、それらを袋に入れておく。 1枚のカードを取り出し、カードに書かれた文字の方向に1だけ点 PP を移動させて、取り出したカードを袋に戻す、という試行をくり返す。上、下、左、右と書かれたカードは、それぞれ同じ確からしさで取り出されるものとする。

(1) 上、上、下、左、右、右、右の7文字すべてを1列に並べてできる文字列は何通りあるか。

(2) この試行を7回くり返したときに、点 PP が座標 (2,1)(2,1) にある確率を求めよ。

(3) この試行を5回くり返したときに、点 PP が xx 軸上にある確率を求めよ。

(4) この試行を2回くり返したときの点 PP の座標を (X,Y)(X,Y) とする。∣X−Y∣\lvert X-Y\rvert の期待値を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) 420420通り。 (2) 73516384\displaystyle \frac{735}{16384}。 (3) 63256\displaystyle \frac{63}{256}。 (4)1\text{(4)}\quad1。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) 上を UU、下を DD、左を LL、右を RR とする。7文字のうち UU が2個、RR が3個で、D,LD,L が各1個だから、異なる並べ方は 7!2!3!=420\displaystyle \frac{7!}{2!3!}=420 通りである。

(2) 右、左、上、下をそれぞれ r,l,u,dr,l,u,d 回とすると、終点が (2,1)(2,1) となる条件は r−l=2,u−d=1,r+l+u+d=7.r-l=2,\qquad u-d=1,\qquad r+l+u+d=7. l=s,d=tl=s,d=t とおけば r=s+2,u=t+1r=s+2,u=t+1 なので s+t=2s+t=2。したがって (s,t)=(0,2),(1,1),(2,0)(s,t)=(0,2),(1,1),(2,0) で、各場合の並べ方は 7!2!3!2!=210,7!3!1!2!1!=420,7!4!2!1!=105.\displaystyle \frac{7!}{2!3!2!}=210,\qquad \frac{7!}{3!1!2!1!}=420,\qquad \frac{7!}{4!2!1!}=105. 有利な場合は 210+420+105=735210+420+105=735。各回4方向が同確率で、カードは戻すので、求める確率は 73547=73516384.\displaystyle \frac{735}{4^7}=\frac{735}{16384}.

(3) 5回後に xx 軸上にあるには、上と下の回数が等しい。各回数を kk とすると k=0,1,2k=0,1,2 で、残りは左右に進む。よって該当する列は ∑k=025!k!k!(5−2k)!25−2k=32+160+60=252\displaystyle \sum\limits _{k=0}^{2}\frac{5!}{k!k!(5-2k)!}2^{5-2k}=32+160+60=252 通り。全 45=10244^5=1024 通りのうちの割合は 2521024=63256.\displaystyle \frac{252}{1024}=\frac{63}{256}.

(4) 1回の移動で X−YX-Y は、右または下なら1増え、左または上なら1減る。2回後に X−Y=2,−2X-Y=2,-2 となる場合は各4通り、X−Y=0X-Y=0 は8通りで、全16通りは同様に確からしい。したがって E∣X−Y∣=4⋅2+8⋅0+4⋅216=1.\displaystyle E|X-Y|=\frac{4\cdot2+8\cdot0+4\cdot2}{16}=1.

この問題で使う考え方

  • 多項係数
  • 変位条件による場合分け
  • 独立な反復試行
  • 期待値

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