京都大学/2004年度
京都大学 2004年 数学 第4問解答・解説
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1問題
行列 A,B を A = ((2, 0), (1, 1)),B = ((α, 0), (0, β)) とする。次の(*)が成り立つための実数 α,β についての必要十分条件を求めよ。(*)どんな2次正方行列 Y に対しても,2次正方行列 X で AX − XB = Y となるものがある。
まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。
2考え方
考え方を見る解き方の方針だけを確かめる
行列積を成分ごとに展開し、α,βごとに必要な除外値を調べた後、残る場合には各未知成分を明示して十分性を示す。
3答え
答えを見る自分の答えと照らし合わせる
数式が横に長い場合は、左右にスクロールして確認できます。
4解答
解答を見る途中式つきの解答
、 とおいて、積を成分で計算すると したがって は と同値である。
まず について考える。 なら常に となるので、任意の には対応できない。 なら 、 となり、常に が必要になるため、やはり任意の には対応できない。よって必要条件は である。同様に、 なら 、 なら となるため、必要条件は である。
逆に がともに1,2と異なるとする。任意に与えられた に対して と定めれば、上の4つの式をすべて満たす。したがって任意の に対する が存在する。
以上より、必要十分条件は この議論は2次正方行列の積を成分ごとに計算し、得られた4つの実数の式を解いただけであり、行列式・逆行列・一般的な線形代数の定理は用いていない。
この問題で使う考え方
- 行列を用いた表現
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