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京都大学/2004年度

京都大学 2004年 数学 第5問解答・解説

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1問題

京都大学2004年度第5問配点 30点

複素数 α に対してその共役複素数を ᾱ であらわす。α を実数ではない複素数とする。複素平面内の円 C が 1,−1,α を通るならば,C は −1/ᾱ も通ることを示せ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • −1α‾∈C.\displaystyle -\frac{1}{\overline{\alpha}}\in C.

3解答

解答を見る途中式つきの解答

点 1,−11,-1 を結ぶ線分の垂直二等分線は虚軸であるから、円 CC の中心を cici(c は実数c\text{ は実数})とおける。点 11 までの距離の2乗は 1+c21+c^2 なので、円 CC の方程式は ∣z−ci∣2=1+c2,|z-ci|^2=1+c^2, すなわち、z=u+ivz=u+iv とすると u2+v2−2cv−1=0.u^2+v^2-2cv-1=0.

α=a+bi\alpha=a+bi(a,b は実数a,b\text{ は実数})とおく。α\alpha は実数でないので b≠0b\ne0 であり、q=a2+b2>0q=a^2+b^2>0 である。α\alpha が CC 上にあることから q−2cb−1=0,2cb=q−1.q-2cb-1=0, \qquad 2cb=q-1.

示すべき点を w=−1/α‾w=-1/\overline\alpha とおくと w=−a+biq=−aq−ibq,∣w∣2=1q,Im⁡w=−bq.\displaystyle w=-\frac{a+bi}{q}=-\frac aq-i\frac bq, \qquad |w|^2=\frac1q, \qquad \operatorname{Im}w=-\frac bq. よって円の方程式の左辺は ∣w∣2−2cIm⁡w−1=1q+2cbq−1=1+(q−1)−qq=0.\displaystyle |w|^2-2c\operatorname{Im}w-1 =\frac1q+\frac{2cb}{q}-1 =\frac{1+(q-1)-q}{q}=0. したがって w=−1/α‾w=-1/\overline\alpha は円 CC 上にある。

この問題で使う考え方

  • 円の方程式
  • 複素数の四則演算
  • 複素数平面

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