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京都大学/2008年度

京都大学 2008年 数学 第2問解答・解説

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1問題

京都大学2008年度第2問配点 35点

正四面体ABCDを考える。点Pは時刻0では頂点Aに位置し,1秒ごとにある頂点から他の3頂点のいずれかに,等しい確率で動くとする。このとき,時刻0から時刻nまでの間に,4頂点A,B,C,Dのすべてに点Pが現れる確率を求めよ。ただしnは1以上の整数とする。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2解答

解答を見る答えはこの解答の中にあります

時刻00ではAAにいるので、Aはすでに訪問済みである。B,C,DB,C,Dのうち少なくとも一つを訪れない事象について包除原理を用いる。

BBを時刻nnまで訪れない事象をEBE_Bとする。EBE_Bが起きている間、点PPはA,C,DA,C,Dのいずれかにあり、次の移動先としてこの33頂点内に残る選択肢は常に22個である。各移動では全33候補が等確率なので P(EB)=(23)n.\displaystyle P(E_B)=\left(\frac{2}{3}\right)^n. 同様に、B,C,DB,C,Dの各11頂点を訪れない確率はそれぞれ(23)n\displaystyle \left(\frac23\right)^nである。

例えばB,CB,Cの両方を訪れない場合、PPはAAとDDだけを動く。現在の頂点以外に許される移動先は11個だけだから、その確率は(13)n\displaystyle \left(\frac13\right)^nである。訪れない22頂点の選び方は3通りある。

B,C,DB,C,Dのすべてを訪れないことは、n≧1n\ge1なら最初の移動でAAを離れるため不可能である。よって包除原理から P=1−(31)(23)n+(32)(13)n−(33)⋅0=1−3(23)n+3(13)n.\displaystyle P=1-\binom31\left(\frac23\right)^n +\binom32\left(\frac13\right)^n-\binom33\cdot0 =1-3\left(\frac23\right)^n+3\left(\frac13\right)^n.

この問題で使う考え方

  • 確率の基本法則
  • 余事象
  • 積の法則

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