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京都大学/2010年度

京都大学 2010年 数学 第2問解答・解説

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1問題

京都大学2010年度第2問配点 35点

xを正の実数とする。座標平面上の3点A(0, 1)、B(0, 2)、P(x, x)をとり、△APBを考える。xの値が変化するとき、∠APBの最大値を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2解答

解答を見る答えはこの解答の中にあります

高校範囲  座標ベクトルの内積と三角形の面積で角を評価する。内積が正なので角は鋭角となり、正接を最大化すればよい。微分と平方完成で最大を決める。

PA→=(−x,1−x)\overrightarrow{PA}=(-x,1-x)、PB→=(−x,2−x)\overrightarrow{PB}=(-x,2-x) である。三角形 APBAPB の面積を [APB][APB] と表す。内積と面積の2倍は PA→⋅PB→=x2+(1−x)(2−x)=2x2−3x+2=2(x−34)2+78>0,\displaystyle \overrightarrow{PA}\cdot\overrightarrow{PB} =x^2+(1-x)(2-x)=2x^2-3x+2 =2\left(x-\frac34\right)^2+\frac78>0, 2[APB]=∣(−x)(2−x)−(1−x)(−x)∣=x.2[APB] =|(-x)(2-x)-(1-x)(-x)|=x. したがって 0<θ=∠APB<π/20<\theta=\angle APB<\pi/2 で tan⁡θ=x2x2−3x+2.\displaystyle \tan\theta=\frac{x}{2x^2-3x+2}. この正接を h(x)h(x) とすると h′(x)=(2x2−3x+2)−x(4x−3)(2x2−3x+2)2=2(1−x2)(2x2−3x+2)2.\displaystyle h'(x)=\frac{(2x^2-3x+2)-x(4x-3)}{(2x^2-3x+2)^2} =\frac{2(1-x^2)}{(2x^2-3x+2)^2}. x>0x>0 で分母は正であり、導関数は 0<x<10<x<1 で正、x>1x>1 で負。ゆえに最大は x=1x=1 で達成され、h(1)=1h(1)=1。鋭角の範囲で正接は単調増加だから max⁡∠APB=arctan⁡1=π4.\displaystyle \boxed{\max\angle APB=\arctan 1=\frac\pi4}. 実際 x=1x=1 のとき P=(1,1)P=(1,1) は許され、角は π/4\pi/4。

独立判定  最大角は π/4\pi/4。内積が常に正であることも確認したため正接最大化に問題なし。数学はPASS。単元:図形と方程式・ベクトル、三角関数、微分。方法:内積/面積比から正接を式にし、微分で最大化。テーマ:固定線分を原点からの対角線上の点から見込む角の最大。

出典判定  問題ページとSHAは直接確認済み。PDFの「理系・乙」表記自体に医学科選択表はないが、SHA一致の取得provenanceが京都大医前期を示し、冊子は全6問を載せ選択指示を印字しない。既知の不適格指定もなくSOURCE_ELIGIBLE_BY_PROVENANCE_FULL_SETとする。actual model statusは UNVERIFIED。 旧答案との照合  旧答案の45度(π/4\pi/4)と最大となる x=1x=1 は一致し、正接の最大化証明も有効。

この問題で使う考え方

  • ベクトル内積・行列式で正接を表し微分で最大化

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