高校範囲 平面と球の距離・切り口、平方展開、二次方程式の実数条件、三次関数の最大最小を用いる。ラグランジュ未定乗数法などの大学理論は使わない。
平面 α は三点を通るので α: x+y+z=4. 球面は x2+y2+z2=6。平面の原点からの距離は 4/3 で、その二乗 16/3 は球の半径の二乗 6 より小さい。よって平面は球面を円で切り、半径の二乗は 6−(34)2=32>0. 特に共有点を持つことが示された。
積の範囲を調べるため、平面上の円の中心 (34,34,34) からの変位を u=x−34,v=y−34,w=z−34 とおく。条件から u+v+w=0,u2+v2+w2=6−316=32. 従って uv+vw+wu=−31 であり、展開すると xyz=(34+u)(34+v)(34+w)=2752+uvw. ここで q=u+v=−w、p=uv とおく。u2+v2+w2=32 に w=−q、u2+v2=q2−2p を代入して 2q2−2p=32,p=q2−31. u,v は二次方程式 s2−qs+p=0 の実数解なので、その判別式は非負である。よって 0≦q2−4p=34−3q2,−32≦q≦32. 逆に、この区間の各 q で判別式は非負となり、実数 u,v が取れる。そのとき w=−q とすれば上の二つの条件を満たすため、この区間は円上で実際に全て実現する。
積の三次項は uvw=pw=−pq=3q−q3. 関数 g(q)=3q−q3 を −32≦q≦32 で調べると g′(q)=31−3q2=0すなわちq=±31. 端点と臨界点での値は g(−32)=g(31)=272、g(−31)=g(32)=−272。連続関数 g の定義域全区間が実現するので、途中の値もすべて取る。したがって −272≦uvw≦272,2750≦xyz≦2. 両端は実際に取れる。(x,y,z)=(2,1,1) は最大値2を、(32,35,35) は最小値 2750 を与え、どちらも和4・平方和6を満たす。
独立判定 共有円の存在と、積の両端を含む範囲を独立に導出。数学はPASS。単元:空間図形、式と証明・二次方程式、微分による最大最小。方法:中心からの変位で対称式を整理し、判別式から一変数の範囲を決めて三次関数を評価。テーマ:球面と平面の交円上の三変数積の範囲。