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京都大学/2011年度

京都大学 2011年 数学 第6問解答・解説

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1問題

京都大学2011年度第6問配点 35点

空間内に四面体 ABCD を考える.このとき,4つの頂点 A,B,C,D を同時に通る球面が存在することを示せ.問題は,このページで終わりである.

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • ∃O \exists O\space{} such that OA=OB=OC=OD>0; \space{}OA=OB=OC=OD>0;\space{} the sphere centered at O with radius OA passes through A,B,C,D.

3解答

解答を見る途中式つきの解答

四面体なので A,B,CA,B,C は一直線上になく、DD は平面 ABCABC 上にない。AA を原点、ABAB を xx 軸、平面 ABCABC を xyxy 平面とする直交座標をとる。このとき、ある実数 u,v,w,s,t,qu,v,w,s,t,q を用いて A=(0,0,0),B=(u,0,0),C=(v,w,0),D=(s,t,q)A=(0,0,0),\quad B=(u,0,0),\quad C=(v,w,0),\quad D=(s,t,q) と表せる。AB>0AB>0 だから u≠0u\ne0、CC が直線 ABAB 上にないから w≠0w\ne0、DD が平面 ABCABC 上にないから q≠0q\ne0 である。

点 O=(X,Y,Z)O=(X,Y,Z) を、4点 A,B,C,DA,B,C,D までの距離が等しくなるように定める。まず OA=OBOA=OB の条件は、距離の二乗を等しくして X2+Y2+Z2=(X−u)2+Y2+Z2X^2+Y^2+Z^2=(X-u)^2+Y^2+Z^2 である。よって 2uX=u22uX=u^2 となり、u≠0u\ne0 から X=u2\displaystyle X=\frac u2 と決まる。

次に OA=OCOA=OC の条件は X2+Y2+Z2=(X−v)2+(Y−w)2+Z2,X^2+Y^2+Z^2=(X-v)^2+(Y-w)^2+Z^2, すなわち 2vX+2wY=v2+w22vX+2wY=v^2+w^2 である。w≠0w\ne0 だから Y=v2+w2−2vX2w\displaystyle Y=\frac{v^2+w^2-2vX}{2w} と決まる。

最後に OA=ODOA=OD の条件は X2+Y2+Z2=(X−s)2+(Y−t)2+(Z−q)2,X^2+Y^2+Z^2=(X-s)^2+(Y-t)^2+(Z-q)^2, すなわち 2sX+2tY+2qZ=s2+t2+q22sX+2tY+2qZ=s^2+t^2+q^2 である。q≠0q\ne0 なので Z=s2+t2+q2−2sX−2tY2q\displaystyle Z=\frac{s^2+t^2+q^2-2sX-2tY}{2q} と決まる。

以上で、実数 X,Y,ZX,Y,Z が順に定まり、構成した点 OO は OA=OB=OC=ODOA=OB=OC=OD を満たす。さらに X=u/2≠0X=u/2\ne0 だから OA>0OA>0 である。したがって、中心 OO、半径 OAOA の球面が存在し、これは4頂点 A,B,C,DA,B,C,D をすべて通る。

この問題で使う考え方

  • 座標による距離
  • ベクトルの成分表示
  • 空間座標と空間ベクトル

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