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京都大学/2012年度

京都大学 2012年 数学 第4問解答・解説

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1問題

京都大学2012年度第4問配点 35点

(1) ∛2 が無理数であることを証明せよ。

(2) P(x) は有理数を係数とする x の多項式で,P(∛2) = 0 を満たしているとする。このとき P(x) は x³ − 2 で割り切れることを証明せよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2解答

解答を見る答えはこの解答の中にあります

(1) α=23=p/q\alpha=\sqrt[3]2=p/q(整数p,qp,qは互いに素、q>0q>0)と仮定する。p3=2q3p^3=2q^3よりppは偶数。p=2rp=2rを代入するとq3=4r3q^3=4r^3よりqqも偶数となり既約性に矛盾する。従ってα\alphaは無理数。 (2) 有理数係数の多項式を割り算すると P(x)=(x3−2)Q(x)+Ax2+Bx+C(A,B,Cは有理数)P(x)=(x^3-2)Q(x)+Ax^2+Bx+C\quad(A,B,C\text{は有理数}) となる。α3=2\alpha^3=2とP(α)=0P(\alpha)=0からAα2+Bα+C=0A\alpha^2+B\alpha+C=0。 A=0A=0なら、B≠0B\ne0はα=−C/B\alpha=-C/Bと矛盾するのでB=C=0B=C=0。 A≠0A\ne0と仮定しu=−B/A,v=−C/Au=-B/A,v=-C/Aとおくとα2=uα+v\alpha^2=u\alpha+v。もう1回α\alphaを掛け、代入すれば 2=(u2+v)α+uv.2=(u^2+v)\alpha+uv. u2+v≠0u^2+v\ne0ならα\alphaが有理数になるから、u2+v=0,uv=2u^2+v=0,uv=2。ゆえにu3=−2u^3=-2であり、有理数−u-uの三乗が2となって(1)に反する。 従ってA≠0A\ne0は不可能で、剰余は0。P(x)P(x)はx3−2x^3-2で割り切れる。

この問題で使う考え方

  • 背理法
  • 多項式除法
  • 代入消去

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