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京都大学/2012年度

京都大学 2012年 数学 第6問解答・解説

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1問題

京都大学2012年度第6問配点 35点

さいころを n 回投げて出た目を順に X₁,X₂,…,Xₙ とする。さらに Y₁ = X₁,Yₖ = Xₖ + 1/Yₖ₋₁ (k = 2,…,n) によって Y₁,Y₂,…,Yₙ を定める。 (1 + √3)/2 ≦ Yₙ ≦ 1 + √3 となる確率 pₙ を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • pn=6n−15⋅6n=1−6−n5(n≧1)\displaystyle p_n=\frac{6^n-1}{5\cdot6^n}=\frac{1-6^{-n}}5\quad(n\ge1).

3解答

解答を見る途中式つきの解答

L=1+32,U=1+3\displaystyle L=\frac{1+\sqrt3}{2},\quad U=1+\sqrt3 とし、an=Pr⁡(Yn<L),bn=Pr⁡(L<Yn<U),cn=Pr⁡(Yn>U)a_n=\Pr(Y_n<L),\quad b_n=\Pr(L<Y_n<U),\quad c_n=\Pr(Y_n>U)。YnY_n は有理数で境界は無理数だから等号なし。サイコロ目1では区間に入るのはYn−1<UY_{n-1}<U、目2ではYn−1>LY_{n-1}>L、目3以上では入らない。従って bn=(an−1+bn−1)+(bn−1+cn−1)6=1+bn−16\displaystyle b_n=\frac{(a_{n-1}+b_{n-1})+(b_{n-1}+c_{n-1})}{6}=\frac{1+b_{n-1}}6。b1=16\displaystyle b_1=\frac16を解けば bn=15−15⋅6n=6n−15⋅6n\displaystyle b_n=\frac15-\frac1{5\cdot6^n}=\frac{6^n-1}{5\cdot6^n}。

原文p.3の第6問とp.1を実視認。各 YnY_n は有理数、L=1+32,U=1+3\displaystyle L=\frac{1+\sqrt3}{2},\quad U=1+\sqrt3は無理数なので境界一致なし。Xn∈{1,2,3,4,5,6}X_n\in\{1,2,3,4,5,6\}の遷移をL,UL,Uの逆数関係で分類し、区間内確率bn=1+bn−16\displaystyle b_n=\frac{1+b_{n-1}}6、b1=16\displaystyle b_1=\frac16を得る。解いてpn=bn=6n−15⋅6n\displaystyle p_n=b_n=\frac{6^n-1}{5\cdot6^n}。旧解答と一致。

この問題で使う考え方

  • 状態分割
  • 条件付き確率
  • 一次漸化式

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