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京都大学/2018年度

京都大学 2018年 数学 第6問解答・解説

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1問題

京都大学2018年度第6問配点 35点

四面体 ABCD は AC = BD, AD = BC を満たすとし,辺 AB の中点を P,辺 CD の中点を Q とする。

(1) 辺 AB と線分 PQ は垂直であることを示せ。

(2) 線分 PQ を含む平面 α で四面体 ABCD を切って2つの部分に分ける。このとき,2つの部分の体積は等しいことを示せ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) AB⊥PQ。 (2) PQを含む任意の平面αで四面体を切った二部分の体積は等しい。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

PPを原点とし、AB→=u\overrightarrow{AB}=\mathbf u、CD→=v\overrightarrow{CD}=\mathbf v、PQ→=q\overrightarrow{PQ}=\mathbf q とおく。中点の条件から A=−u2,B=u2,C=q−v2,D=q+v2.\displaystyle A=-\frac{\mathbf u}{2},\quad B=\frac{\mathbf u}{2},\quad C=\mathbf q-\frac{\mathbf v}{2},\quad D=\mathbf q+\frac{\mathbf v}{2}.

(1) まず AC→=q+u−v2,BD→=q−u−v2.\displaystyle \overrightarrow{AC}=\mathbf q+\frac{\mathbf u-\mathbf v}{2},\qquad \overrightarrow{BD}=\mathbf q-\frac{\mathbf u-\mathbf v}{2}. 長さが等しいので、両辺を二乗して引き算すると q⋅(u−v)=0\mathbf q\cdot(\mathbf u-\mathbf v)=0 を得る。同様に AD→=q+u+v2,BC→=q−u+v2\displaystyle \overrightarrow{AD}=\mathbf q+\frac{\mathbf u+\mathbf v}{2},\qquad \overrightarrow{BC}=\mathbf q-\frac{\mathbf u+\mathbf v}{2} と AD=BCAD=BC から q⋅(u+v)=0\mathbf q\cdot(\mathbf u+\mathbf v)=0。二式を足し引きして q⋅u=0,q⋅v=0.\mathbf q\cdot\mathbf u=0,\qquad \mathbf q\cdot\mathbf v=0. 四面体は平面に潰れていないので q≠0\mathbf q\ne\mathbf0。よって AB⊥PQAB\perp PQ。

(2) ABAB と CDCD の向きはどちらも PQPQ に垂直である。直線PQを軸に180度回転すると、AとB、CとDがそれぞれ入れ替わり、四面体ABCDは自身に重なる。平面 α\alpha は回転軸PQを含むため、この回転で保たれるが、平面の一方側にある点は反対側へ移る。したがって回転は切り分けた二つの部分を互いに移し、体積を保つので二部分の体積は等しい。

答え

(1) AB⊥PQ。 (2) PQを含む任意の平面αで四面体を切った二部分の体積は等しい。

この問題で使う考え方

  • 中点を使う位置ベクトル
  • 長さの二乗比較と内積
  • 軸回転による対称性

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