本文へ進む
メニュー
医学部数学 過去問DB問題を探す

京都大学/2021年度

京都大学 2021年 数学 第6問解答・解説

このページには広告が含まれます。

1問題

京都大学2021年度第6問配点 40点

次の各問に答えよ。

問 1 n を2以上の整数とする。3n−2n3^{n} - 2^{n} が素数ならば n も素数であることを示せ。

問 2 a を1より大きい定数とする。微分可能な関数 f(x)f(x) が f(a)=af(1)f(a) = af(1) を満たすとき,曲線 y=f(x)y = f(x) の接線で原点 (0, 0) を通るものが存在することを示せ。

問題は、このページで終わりである。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

問1は合成数を仮定する対偶証明で差のべき乗を因数分解する。問2はf(x)/xの端点値の一致から内部の停留点を得て、その点の接線の切片を調べる。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • 問1: 3n−2n3^n-2^n が素数なら n は素数。\qquad 問2: 原点を通る接線が存在する。

4解答

解答を見る途中式つきの解答

agraph{問1}対偶を示す。nn が素数でないなら、n=abn=ab と書ける整数 a,b≧2a,b\ge2 がある。このとき 3n−2n=(3a)b−(2a)b=(3a−2a)∑j=0b−13a(b−1−j)2aj.\displaystyle 3^n-2^n=(3^a)^b-(2^a)^b=(3^a-2^a)\sum\limits _{j=0}^{b-1}3^{a(b-1-j)}2^{aj}. 第1因子は 3a−2a>13^a-2^a>1、第2因子も正の整数項を少なくとも2つ含むので 11 より大きい。したがって 3n−2n3^n-2^n は合成数である。対偶より、3n−2n3^n-2^n が素数ならば nn は素数である。

agraph{問2}1≦x≦a1\le x\le a の範囲で h(x)=f(x)/xh(x)=f(x)/x とおく。x≧1x\ge1 なのでこれは連続で、1<x<a1<x<a の範囲で微分可能である。また条件から h(a)=f(a)a=f(1)=h(1).\displaystyle h(a)=\frac{f(a)}a=f(1)=h(1). もし hh が一定ならば、1<c<a1<c<a を満たす任意の cc で h′(c)=0h'(c)=0 となる。一定でない場合、連続性により最大値・最小値をもち、端点での値が等しいので、端点値と異なる方の極値は区間内部でとられる。微分可能な関数が内部で極値をとる点を cc とすれば h′(c)=0h'(c)=0 である。いずれの場合も1<c<a1<c<a を満たすある cc について 0=h′(c)=cf′(c)−f(c)c2,f(c)=cf′(c).\displaystyle 0=h'(c)=\frac{c f'(c)-f(c)}{c^2},\qquad f(c)=c f'(c). x=cx=c における接線は y=f(c)+f′(c)(x−c)y=f(c)+f'(c)(x-c) だから、x=0x=0 を代入すると y=f(c)−cf′(c)=0y=f(c)-cf'(c)=0 となる。従ってこの接線は原点を通る。

この問題で使う考え方

  • 対偶・背理法による証明
  • 約数・倍数
  • 極大・極小
  • 商の微分

PR

数学を1対1で教わるオンライン塾「数強塾」

数強塾は、中学生・高校生のための数学専門のオンライン個別指導塾です。プロ講師がマンツーマンで教え、大学受験の数学にも対応しています。入塾の前に、今の学習状況と目標を確かめる診断授業(体験・3,000円、税込)を受けられます。

「数強塾」オンライン数学克服塾〈プロ講師〉

東大生と1対1で学べるオンライン個別指導「トウコベ」

トウコベは、東大生を中心に難関大学の学生が講師を務める、完全マンツーマンのオンライン個別指導です。はじめに、オンラインの説明会・勉強相談(無料)をWebで予約でき、その後にお試し授業を受けられます。

トウコベ公式サイト

似た問題を、ほかの大学で

答えや解説の誤りに気づいたら、お問い合わせから教えてください。