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奈良県立医科大学/2018年度/前期

奈良県立医科大学 2018年 数学 第1問解答・解説

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1問題

奈良県立医科大学2018年度第1問

以下の文章の空欄に適切な数、式または数学記号を入れて文章を完成させよ。次のデータを考える。   x20a50258070y20042008201020052016b\begin{array}{c|cccccc} x&20&a&50&25&80&70\\ y&2004&2008&2010&2005&2016&b \end{array}   aaは20以上80以下、bbは2009以上2018以下の実数を動くとき、yyの中央値mmの取りうる値の範囲はア\boxed{ア}となる。また、xxとyyの相関係数は、a=イa=\boxed{\text{イ}}、b=ウb=\boxed{\text{ウ}}のとき最大値エ\boxed{エ}を取る。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (ア)40172≦m≦2009,\displaystyle \quad \frac{4017}{2}\le m\le 2009,\qquad (イ)40,\quad 40,\qquad (ウ)2014,\quad 2014,\qquad (エ)1\quad 1

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(ア)

yy の固定された値を小さい順に並べると 2004,2005,2008,2010,20162004,2005,2008,2010,2016 である。

2009≦b≦20102009\le b\le 2010 のとき、yy を小さい順に並べると 2004,2005,2008,b,2010,20162004,2005,2008,b,2010,2016 となるから、

m=2008+b2\displaystyle m=\frac{2008+b}{2} である。したがってこの場合 40172≦m≦2009\displaystyle \frac{4017}{2}\le m\le 2009 であり、bb が 20102010 以上 20182018 以下なら中央値は 2008+20102=2009\displaystyle \frac{2008+2010}{2}=2009 である。

また 2009≦b≦20102009\le b\le 2010 と動かせば上記区間のすべての値をとるので、中央値の範囲は 40172≦m≦2009\displaystyle \frac{4017}{2}\le m\le 2009 である。

(イ)〜(エ)

Xi=xi−xˉ, Yi=yi−yˉX_i=x_i-\bar{x},\ Y_i=y_i-\bar{y} とおく。

∑i=16Xi2>0,\displaystyle \sum\limits _{i=1}^{6}X_i^2>0,

∑i=16Yi2>0\displaystyle \sum\limits _{i=1}^{6}Y_i^2>0 であり、任意の実数 tt に対して ∑i=16(Xi−tYi)2≧0\displaystyle \sum\limits _{i=1}^{6}(X_i-tY_i)^2\ge0 だから、t=∑XiYi∑Yi2\displaystyle t=\frac{\sum X_iY_i}{\sum Y_i^2} とおくと

∑Xi2−(∑XiYi)2∑Yi2≧0\displaystyle \sum X_i^2-\frac{(\sum X_iY_i)^2}{\sum Y_i^2}\ge0、すなわち ∣r∣=∣∑XiYi∑Xi2∑Yi2∣≦1\displaystyle |r|=\left|\frac{\sum X_iY_i}{\sqrt{\sum X_i^2\sum Y_i^2}}\right|\le1 である。

a=40, b=2014a=40,\ b=2014 とすると、表のすべての組は y=x5+2000\displaystyle y=\frac{x}{5}+2000 を満たす。よって Yi=Xi5\displaystyle Y_i=\frac{X_i}{5} となり、

r=∑Xi2/5(∑Xi2)(∑Xi2/25)=1\displaystyle r=\frac{\sum X_i^2/5}{\sqrt{(\sum X_i^2)(\sum X_i^2/25)}}=1 である。したがって最大値は 11 である。

さらに r=1r=1 の等号成立には YiY_i が XiX_i に正比例することが必要である。固定された二組 (20,2004),(50,2010)(20,2004),(50,2010) が定める直線は y=x5+2000\displaystyle y=\frac{x}{5}+2000 なので、y=2008y=2008 に対応する a=40a=40、および x=70x=70 に対応する b=2014b=2014 に限られる。これらは指定範囲内である。

この問題で使う考え方

  • 四分位数と箱ひげ図
  • 相関係数
  • 等式・不等式の証明

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