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防衛医科大学校/2022年度/一般

防衛医科大学校 2022年 数学 第IV問解答・解説

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1問題

防衛医科大学校2022年度第IV問

複素数平面上で複素数 zz が方程式 ∣z∣=1|z|=1 を満たして動くとき、複素数 w=2−iz\displaystyle w=\frac{\sqrt{2}-i}{z} が描く図形は 7\boxed{7} である。また、複素数 α\alpha(α≠0\alpha\neq0)、β=1α\displaystyle \beta=\frac{1}{\alpha} について、α\alpha が ∣α−(2+i)∣=2|\alpha-(2+i)|=2 を満たして動くとき、点 α\alpha が描く図形を C1C_1、点 β\beta が描く図形を C2C_2 とする。C1,C2C_1,C_2 の図形の内部の共通部分の面積は 8\boxed{8} である。ただし、ii は虚数単位である。

解答番号7の選択肢: (1) 原点を中心とする半径 2\sqrt{2} の円、(2) 原点を中心とする半径 3\sqrt{3} の円、(3) 点 2−i\sqrt{2}-i を中心とする半径 11 の円、(4) 点 2−i\sqrt{2}-i を中心とする半径 2\sqrt{2} の円、(5) 点 2−i\sqrt{2}-i を中心とする半径 3\sqrt{3} の円。

解答番号8の選択肢: (1) 53π−3\displaystyle \frac{5}{3}\pi-\sqrt{3}、(2) 53π−23\displaystyle \frac{5}{3}\pi-2\sqrt{3}、(3) 83π−3\displaystyle \frac{8}{3}\pi-\sqrt{3}、(4) 83π−23\displaystyle \frac{8}{3}\pi-2\sqrt{3}、(5) 83π−33\displaystyle \frac{8}{3}\pi-3\sqrt{3}。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

複素数の絶対値で最初の軌跡を求め、逆数変換後は円の方程式を平方して導き、等半径円の共通部分を扇形と三角形に分けた。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • [7]:∣w∣=3[7]:|w|=\sqrt3 の原点中心の円 (2),[8]=8π3−23 (4).\displaystyle (2),\qquad [8]=\frac{8\pi}{3}-2\sqrt3\space{}(4).

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) ∣z∣=1|z|=1 より ∣w∣=∣2−iz∣=∣2−i∣=3.\displaystyle |w|=\left|\frac{\sqrt2-i}{z}\right|=|\sqrt2-i|=\sqrt3. 従って ww の軌跡は原点中心、半径 3\sqrt3 の円で、選択肢2。

(2) β=1/α\beta=1/\alpha と置き、∣α−(2+i)∣=2|\alpha-(2+i)|=2 に α=1/β\alpha=1/\beta を代入する。β≠0\beta\ne0 なので両辺に ∣β∣|\beta| を掛けて ∣1−(2+i)β∣=2∣β∣.|1-(2+i)\beta|=2|\beta|. 両辺を平方すると 1−2Re⁡((2+i)β)+5∣β∣2=4∣β∣2,1-2\operatorname{Re}((2+i)\beta)+5|\beta|^2=4|\beta|^2, したがって ∣β∣2−2Re⁡((2+i)β)+1=0|\beta|^2-2\operatorname{Re}((2+i)\beta)+1=0。β=x+iy\beta=x+iy として整理すれば (x−2)2+(y+1)2=4.(x-2)^2+(y+1)^2=4. よって C2C_2 は中心 (2,−1)(2,-1)、半径2の円である。一方 C1C_1 は中心 (2,1)(2,1)、半径2の円で、中心間距離は2。

2円の交点を結ぶ弦は中心線に垂直で、その中点は中心間の中点と一致する。各中心から交点への半径と中心線が作る角は π/3\pi/3 なので、共通部分は各円の中心角 2π/32\pi/3 の扇形から二つの正三角形を除いたものが2つ分である。従って [C1∩C2]=2(12⋅22⋅2π3−12⋅22sin⁡2π3)=8π3−23.\displaystyle [C_1\cap C_2]=2\left(\frac12\cdot2^2\cdot\frac{2\pi}{3}-\frac12\cdot2^2\sin\frac{2\pi}{3}\right) =\frac{8\pi}{3}-2\sqrt3. 選択肢4。

この問題で使う考え方

  • 複素数平面
  • 円の性質
  • 三角比による面積

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