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新潟大学/2001年度

新潟大学 2001年 数学 第2問解答・解説

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1問題

新潟大学2001年度第2問

平行四辺形 ABCD において, 4辺 AB, BC, CD, DA 上にそれぞれ点 E, F, G, H を, HF // AB, EG // BC となるようにとり, 2直線 EF と AC の交点を M, 2直線 HG と AC の交点を N とする。ベクトル AB=a, AE=p a, AD=b, AH=q b とおくとき, 1/2<p<1, 1/2<q<1 であるとして, 次の問いに答えよ。

(1) ベクトル EF, HG を a と b で表せ。

(2) ベクトル AM=ベクトル AE+sベクトル EF, ベクトル AN=ベクトル AH+tベクトル HG とするとき, s,tをpとqで表せ。

(3) 2点M,Nは一致することを示せ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • EF→=(1−p)a+qb,HG→=pa+(1−q)b;s=pp+q−1,t=qp+q−1;AM→=AN→=pqp+q−1(a+b),M=N.\displaystyle \overrightarrow{EF}=(1-p)\mathbf a+q\mathbf b,\quad \overrightarrow{HG}=p\mathbf a+(1-q)\mathbf b;\qquad s=\frac{p}{p+q-1},\quad t=\frac{q}{p+q-1};\qquad \overrightarrow{AM}=\overrightarrow{AN} =\frac{pq}{p+q-1}(\mathbf a+\mathbf b),\quad M=N.

3解答

解答を見る途中式つきの解答

平行四辺形なのでa,b\mathbf a,\mathbf bは一次独立であり,AC→=a+b\overrightarrow{AC}=\mathbf a+\mathbf bである。

(1) FFは辺BCBC上にあるから,ある実数λ\lambdaについて AF→=a+λb.\overrightarrow{AF}=\mathbf a+\lambda\mathbf b. またAH→=qb\overrightarrow{AH}=q\mathbf bであり,HF∥ABHF\parallel ABだから HF→=a+(λ−q)b\overrightarrow{HF}=\mathbf a+(\lambda-q)\mathbf b のb\mathbf bの係数が0となり,λ=q\lambda=q。よって EF→=AF→−AE→=(1−p)a+qb.\overrightarrow{EF}=\overrightarrow{AF}-\overrightarrow{AE} =(1-p)\mathbf a+q\mathbf b. 同様に,GGは辺CDCD上にあるのでAG→=μa+b\overrightarrow{AG}=\mu\mathbf a+\mathbf bとおける。EG∥BCEG\parallel BCより EG→=(μ−p)a+b\overrightarrow{EG}=(\mu-p)\mathbf a+\mathbf b のa\mathbf aの係数が0であり,μ=p\mu=p。したがって HG→=AG→−AH→=pa+(1−q)b.\overrightarrow{HG}=\overrightarrow{AG}-\overrightarrow{AH} =p\mathbf a+(1-q)\mathbf b.

(2) MMは直線ACAC上にあるからAM→=u(a+b)\overrightarrow{AM}=u(\mathbf a+\mathbf b)とおける。設問の表示と(1)から AM→={p+s(1−p)}a+sqb.\overrightarrow{AM} =\{p+s(1-p)\}\mathbf a+sq\mathbf b. a,b\mathbf a,\mathbf bの係数を比較すると p+s(1−p)=sq,s=pp+q−1.\displaystyle p+s(1-p)=sq,\qquad s=\frac{p}{p+q-1}. 同様に,AN→=v(a+b)\overrightarrow{AN}=v(\mathbf a+\mathbf b)とおけば AN→=tpa+{q+t(1−q)}b,\overrightarrow{AN}=tp\mathbf a+\{q+t(1-q)\}\mathbf b, したがって tp=q+t(1−q),t=qp+q−1.\displaystyle tp=q+t(1-q),\qquad t=\frac{q}{p+q-1}. ここでp+q−1>0p+q-1>0は仮定12<p,12<q\displaystyle \frac12<p,\frac12<qから従う。

(3) d=p+q−1d=p+q-1とおく。(2)を用いると AM→=(p+p(1−p)d)a+pqdb=pqd(a+b),\displaystyle \overrightarrow{AM} =\left(p+\frac{p(1-p)}d\right)\mathbf a+\frac{pq}d\mathbf b =\frac{pq}d(\mathbf a+\mathbf b), また AN→=pqda+(q+q(1−q)d)b=pqd(a+b).\displaystyle \overrightarrow{AN} =\frac{pq}d\mathbf a+\left(q+\frac{q(1-q)}d\right)\mathbf b =\frac{pq}d(\mathbf a+\mathbf b). よってAM→=AN→\overrightarrow{AM}=\overrightarrow{AN}であり,2点M,NM,Nは一致する。

この問題で使う考え方

  • 位置ベクトル
  • ベクトルの和・差・実数倍
  • ベクトルによる図形の考察

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