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信州大学/2007年度

信州大学 2007年 数学 第3問解答・解説

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1問題

信州大学2007年度第3問

m, n を自然数とし,m は奇数とする。f(x)=x^2+mx+n とするとき,方程式 f(f(x))+m f(x)-n^2-2mn-n=0 は,複素数の範囲で相異なる4つの解をもつことを示せ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • 証明
    方程式はx(x+m)(x2+mx+2n+2m)=0x(x+m)(x^2+mx+2n+2m)=0と因数分解され、m奇数より二次因子の判別式は1 mod 8で非零。二次因子は0,−mを根に持たないため4根は相異なる。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

y=f(x)y=f(x) とおくと、与式の左辺は y2+2my−n2−2mn=(y−n)(y+n+2m)y^2+2my-n^2-2mn=(y-n)(y+n+2m) と因数分解できる。従って方程式は (f(x)−n)(f(x)+n+2m)=0,(f(x)-n)(f(x)+n+2m)=0, すなわち x(x+m)(x2+mx+2n+2m)=0.x(x+m)(x^2+mx+2n+2m)=0. 最初の二根0と −m-m は異なる。二次因子の判別式は Δ=m2−8(n+m).\Delta=m^2-8(n+m). mは奇数なので m2≡1(mod8)m^2\equiv1\pmod8、従って Δ≡1(mod8)\Delta\equiv1\pmod8 であり Δ≠0\Delta\neq0。二次因子は複素数範囲で相異なる二根をもつ。また、二次因子に x=0x=0 または x=−mx=-m を代入すると、いずれも 2n+2m>02n+2m>0 なので、二根は0と −m-m に重ならない。以上から複素数範囲で相異なる4根をもつ。

因数分解後、二次因子の判別式が奇数mの平方を8で見た剰余から1 mod 8であることを確認。二つの線形因子の根が二次因子の根でないことも代入で確認。

この問題で使う考え方

  • 合成式の因数分解
  • 判別式
  • 合同式による非零確認
  • 根の非共通性

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