本文へ進む
メニュー
医学部数学 過去問DB問題を探す

信州大学/2007年度

信州大学 2007年 数学 第5問解答・解説

このページには広告が含まれます。

1問題

信州大学2007年度第5問

次の各数列{a_n}について,極限 lim_{n→∞}(a_2+a_4+⋯+a_{2n})/(a_1+a_2+⋯+a_n) を調べよ。(1) a_n=cr^n (c>0, r>0)

(2) a_n=1/(n^2+2n)

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) 0<r<10<r<1 では r1+r\displaystyle \frac{r}{1+r}、r=1r=1 では 11、r>1r>1 では +∞+\infty(有限値には収束しない)。(2) 13\displaystyle \frac13。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) r≠1r\ne1 のとき、等比数列の和から Rn=a2+a4+⋯+a2na1+a2+⋯+an=∑k=1ncr2k∑k=1ncrk=rr+1(rn+1).\displaystyle R_n=\frac{a_2+a_4+\cdots+a_{2n}}{a_1+a_2+\cdots+a_n} =\frac{\sum\limits _{k=1}^{n}cr^{2k}}{\sum\limits _{k=1}^{n}cr^k} =\frac{r}{r+1}(r^n+1). したがって 0<r<10<r<1 なら Rn→r/(1+r)R_n\to r/(1+r)、r>1r>1 なら Rn→+∞R_n\to+\infty。r=1r=1 ではすべての項が cc なので Rn=1R_n=1。よって極限は {r1+r,0<r<1,1,r=1,+∞,r>1\displaystyle \begin{cases} \dfrac{r}{1+r},&0<r<1,\\[4pt] 1,&r=1,\\[4pt] +\infty,&r>1 \end{cases} (最後の場合は有限値に収束しない)。

(2) 偶数添字の項は a2k=14k(k+1)=14(1k−1k+1)\displaystyle a_{2k}=\frac{1}{4k(k+1)} =\frac14\left(\frac1k-\frac1{k+1}\right) だから a2+a4+⋯+a2n=14∑k=1n(1k−1k+1)=n4(n+1)⟶14.\displaystyle a_2+a_4+\cdots+a_{2n} =\frac14\sum\limits _{k=1}^{n}\left(\frac1k-\frac1{k+1}\right) =\frac{n}{4(n+1)} \longrightarrow\frac14. 一方、 a1+a2+⋯+an=12∑k=1n(1k−1k+2)=12(1+12−1n+1−1n+2)⟶34.\displaystyle \begin{aligned} a_1+a_2+\cdots+a_n &=\frac12\sum\limits _{k=1}^{n}\left(\frac1k-\frac1{k+2}\right)\\ &=\frac12\left(1+\frac12-\frac1{n+1}-\frac1{n+2}\right) \longrightarrow\frac34. \end{aligned} 分母和の極限は0でないので、求める極限は 1/43/4=13.\displaystyle \frac{1/4}{3/4}=\boxed{\frac13}.

この問題で使う考え方

  • 等比級数
  • 部分分数分解
  • 望遠鏡和

PR

数学を1対1で教わるオンライン塾「数強塾」

数強塾は、中学生・高校生のための数学専門のオンライン個別指導塾です。プロ講師がマンツーマンで教え、大学受験の数学にも対応しています。入塾の前に、今の学習状況と目標を確かめる診断授業(体験・3,000円、税込)を受けられます。

「数強塾」オンライン数学克服塾〈プロ講師〉

東大生と1対1で学べるオンライン個別指導「トウコベ」

トウコベは、東大生を中心に難関大学の学生が講師を務める、完全マンツーマンのオンライン個別指導です。はじめに、オンラインの説明会・勉強相談(無料)をWebで予約でき、その後にお試し授業を受けられます。

トウコベ公式サイト

似た問題を、ほかの大学で

答えや解説の誤りに気づいたら、お問い合わせから教えてください。