r=1/2 とする。 A=(−rr−r−r),A2=(0−110),A3=(rr−rr). したがって A4=A3A=(−100−1)=−E.
pn=(ynxn), q=(01) とおく。漸化式 pn=Apn−1+q と p0=q から、帰納法により pn=(E+A+A2+⋯+An)q. Sn=E+A+⋯+An とすると、隣接項が消去されて Sn(E−A)=E−An+1. また A4=−E より (E−A)(E+A+A2+A3)=(E+A+A2+A3)(E−A)=E−A4=2E. したがって (E−A)−1=21(E+A+A2+A3) であり、上の式の右から (E−A)−1 を掛ければ pn=(E−An+1)(E−A)−1q を得る。
さらに A8=E かつ E+A+A2+⋯+A7=0 なので、pn+8=pn。0≦n≦7 の値は n01234567pn(1,0)(1−r,r)(1−r,r−1)(1,2−1)(0,2−1)(r,r−1)(r,r)(0,0)OPn212−23−224−223−222−210 である。4−22>1 であり、他の平方距離はすべて 1 以下だから、この周期内では n=3 のとき距離が最大となる。従って最大となるすべての n は n≡3(mod8),n=8k+3(k=0,1,2,…).
r=21 とすると A2=(0−110)、A3=(rr−rr)、A4=−E。pn=(xn,yn)T、q=(1,0)T とおくと pn=(E+A+⋯+An)q。有限和に E−A を右から掛けると E−An+1 となり、(E−A)−1=2E+A+A2+A3 を得るので指定式が成り立つ。A8=E および E+A+⋯+A7=O から pn は8周期。n=0,…,7 の OPn2 は 1,2−2,3−22,4−22,3−22,2−2,1,0 で、4−22>1。他は1以下なので n≡3(mod8) が最大となり、最大距離は 4−22。