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東北大学/2020年度

東北大学 2020年 数学 第2問解答・解説

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1問題

東北大学2020年度第2問

a を 0 でない実数とする。xy 平面において,円 C:x2−2ax+y2−4y+4=0C: x^{2}-2ax+y^{2}-4y+4=0 ,直線 L:−4x+3y+a=0L: -4x+3y+a=0 ,直線 M:3x+4y−7a=0M: 3x+4y-7a=0 を考える。

(1) L と M の交点が C 上にあるような a の値を求めよ。

(2) C と L が異なる 2 つの共有点をもつような a の値の範囲を求めよ。

(3) 集合 {P | 点 P は C と L の共有点} ∪ {P | 点 P は C と M の共有点} の要素の個数が 3 となるような a の値をすべて求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

円の中心・半径と直線までの距離で交点数を判定する。2つの円との共有点集合が重なる条件は L,M の交点が円上にあることとして別に調べる。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)a=1.(1)\quad a=1.
    (2)a<−3 (2)\quad a<-3\space{} または a>34.\displaystyle \space{}a>\frac34.
    (3)a=−8, 89, 1.\displaystyle (3)\quad a=-8,\space{}\frac89,\space{}1.

4解答

解答を見る途中式つきの解答

円 CC の方程式を平方完成すると (x−a)2+(y−2)2=a2(x-a)^2+(y-2)^2=a^2 となる。したがって中心は O=(a,2)O=(a,2)、半径は ∣a∣|a| である。

(1) 直線 L,ML,M の交点は −4x+3y=−a,3x+4y=7a-4x+3y=-a,\qquad 3x+4y=7a を解いて R=(a,a)R=(a,a)。これが円 CC 上にある条件は (a−a)2+(a−2)2=a2すなわち−4a+4=0.(a-a)^2+(a-2)^2=a^2 \quad\text{すなわち}\quad -4a+4=0. よって a=1a=1。

(2) 中心 O=(a,2)O=(a,2) と直線 L:−4x+3y+a=0L:-4x+3y+a=0 の距離は dL=∣−4a+6+a∣(−4)2+32=3∣2−a∣5.\displaystyle d_L=\frac{|-4a+6+a|}{\sqrt{(-4)^2+3^2}} =\frac{3|2-a|}{5}. 円と直線が異なる2点で交わる条件は dL<∣a∣d_L<|a| だから 9(2−a)2<25a2すなわち4a2+9a−9>0すなわちa<−3 または a>34.\displaystyle 9(2-a)^2<25a^2 \quad\text{すなわち}\quad 4a^2+9a-9>0 \quad\text{すなわち}\quad a<-3\ \text{または}\ a>\frac34.

(3) L,ML,M は平行でなく、その交点は常に R=(a,a)R=(a,a) である。したがって集合 C∩LC\cap L と C∩MC\cap M が共通点をもつのは 点 RR が円 CC 上にある場合、すなわち (1) より a=1a=1 の場合に限る。このとき半径は 11 であり、 dL=35<1,dM=∣3a+8−7a∣5=45<1.\displaystyle d_L=\frac35<1,\qquad d_M=\frac{|3a+8-7a|}{5}=\frac45<1. 両直線はそれぞれ円と2点で交わり、交点 RR を共有するから、和集合の要素数は 2+2−1=32+2-1=3。

a≠1a\ne1 では2つの共有点集合は互いに素である。和集合の要素数が3となるには、一方の直線が円に接し、他方が円と2点で交わればよい。MM の中心からの距離は dM=∣3a+8−7a∣5=4∣2−a∣5.\displaystyle d_M=\frac{|3a+8-7a|}{5}=\frac{4|2-a|}{5}. MM が接線となる条件は dM=∣a∣すなわち9a2+64a−64=0すなわちa=−8, 89.\displaystyle d_M=|a| \quad\text{すなわち}\quad 9a^2+64a-64=0 \quad\text{すなわち}\quad a=-8,\ \frac89. この2値はどちらも (2) の範囲 a<−3a<-3 または a>34\displaystyle a>\frac34 に入り、LL は円と2点で交わる。逆に LL が接線となる値は (2) の境界 a=−3,34\displaystyle a=-3,\frac34 だが、いずれも MM は円と2点で交わらない。以上から求める値は a=−8, 89, 1.\displaystyle a=-8,\ \frac89,\ 1.

この問題で使う考え方

  • 円の方程式
  • 直線の方程式
  • 座標による距離
  • 二次不等式とグラフ

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