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東京大学/2001年度

東京大学 2001年 数学 第2問解答・解説

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1問題

東京大学2001年度第2問

次の等式を満たす関数 f(x) (0≦\le x≦\le 2π\pi) がただ一つ定まるための実数 a, b の条件を求めよ。また、そのときの f(x) を決定せよ。

f(x)=a2π\displaystyle \frac{a}{2\pi}∫02π\displaystyle \int_0^{2\pi}sin⁡\sin(x+y)f(y) dy+b2π\displaystyle \frac{b}{2\pi}∫02π\displaystyle \int_0^{2\pi}cos⁡\cos(x-y)f(y) dy+sin⁡\sin x+cos⁡\cos x

ただし、f(x) は区間 0≦\le x≦\le 2π\pi で連続な関数とする。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • 一意解の条件は a+b≠2a+b\ne2 かつ b−a≠2b-a\ne2。このとき f(x)=22−a−b(sin⁡x+cos⁡x)\displaystyle f(x)=\frac{2}{2-a-b}(\sin x+\cos x)。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

加法定理で右辺をsin⁡x,cos⁡x\sin x,\cos xの一次結合に整理し、f=Asin⁡x+Bcos⁡xf=A\sin x+B\cos xと置く。正規化した三角積分からP=A,Q=BP=A,\quad Q=B。得られる係数方程式の和差は(2−a−b)(A+B)=4(2-a-b)(A+B)=4、(2+a−b)(A−B)=0(2+a-b)(A-B)=0。したがって唯一解条件はa+b≠2a+b\ne2かつb−a≠2b-a\ne2で、このときA=B=22−a−b\displaystyle A=B=\frac2{2-a-b}。代入して存在を確認する。

既存F054の加法定理展開と係数系を原文に照らして点検。P=π−1∫sin⁡y f(y) dy\displaystyle P=\pi^{-1}\int \sin y\,f(y)\,dy、Q=π−1∫cos⁡y f(y) dy\displaystyle Q=\pi^{-1}\int \cos y\,f(y)\,dyとすると解はAsin⁡x+Bcos⁡xA\sin x+B\cos xで、P=A,Q=B。係数和差は(2−a−b)(A+B)=4(2-a-b)(A+B)=4、(2+a−b)(A−B)=0(2+a-b)(A-B)=0。よって一意解にはa+b≠2a+b\ne2かつb−a≠2b-a\ne2が必要十分。両条件下でA=B=22−a−b\displaystyle A=B=\frac2{2-a-b}、候補代入で存在、sin/cosの一次独立性で一意性。current authorの結論と一致。

この問題で使う考え方

  • 加法定理
  • 三角関数の直交積分
  • 係数比較
  • 一意性の確認

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