a=2/3 とおく。領域 D の点は y≧0 かつ x≧a>0 を満たすので、D と交わる原点通過直線は正の傾きをもつ。したがって、その方向を (cosθ,sinθ),0<θ<2π とし、直線上の点を (x,y)=(rcosθ,rsinθ)(r≧0)と表せる。
円の条件に代入すると r2cos2θ+(rsinθ−1)2≦1すなわちr2−2rsinθ≦0すなわち0≦r≦2sinθ. また x≧a は r≧a/cosθ と同値である。よって交線分が存在する条件は a/cosθ≦2sinθ で、その長さは L(θ)=2sinθ−cosθa. c=cosθ、s=sinθ とし、F(θ)=2c3−as とおくと L′(θ)=c22c3−as=c2F(θ),F′(θ)=−6c2s−ac<0. さらに F(0+)=2>0、F((π/2)−)=−a<0 だから、F はただ一度だけ 0 になる。従って L はその点まで増加し、その後減少する。
最大点では 2c3=as。両辺は正なので二乗して u=c2 とおくと 4u3=a2(1−u)=92(1−u), 従って 18u3+u−1=(3u−1)(6u2+2u+1)=0. 二次因子は 6(u+1/6)2+5/6>0 なので u=1/3。ゆえに cosθ=31,sinθ=32. このとき a/cosθ=2/3<22/3=2sinθ で、交線分は確かに存在する。したがって Lmax=2sinθ−cosθa=32=36.
a=32とおく。D内の点はy≧0 かつ x≧a>0なので、Dと非空交差する原点通過直線は正の傾きをもち、(x,y)=r(cosθ,sinθ),0<θ<2π,r≧0と置ける。円条件はr2−2rsinθ≦0、従って0≦r≦2sinθ。半平面条件はr≧cosθaなので、許される場合の線分長はL(θ)=2sinθ−cosθa。F(θ)=2cos3θ−asinθとするとL′(θ)=cos2θF(θ)、F′(θ)=−6cos2θsinθ−acosθ<0で、Fは2から−aへ単調減少するため零点は一つだけ。そこでLは最大になる。最大条件2c3=asにc=cosθ,s=sinθを用い、u=c2とおくと18u3+u−1=(3u−1)(6u2+2u+1)=0。二次因子は常に正なのでu=31、従ってcosθ=31,sinθ=32。この候補はcosθa=32<2sinθを満たすので実際にDとの交線分となり、Lmax=232−32=32=36。