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筑波大学/2004年度

筑波大学 2004年 数学 第7問解答・解説

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1問題

筑波大学2004年度第7問

実数 A,B,CA, B, C が与えられたとき, a0=A,b0=B,c0=Ca_0 = A, b_0 = B, c_0 = C とおいて, n=0,1,2,…n = 0, 1, 2, \ldots について an+1=bn+cn2,bn+1=cn+an2,cn+1=an+bn2\displaystyle a_{n+1} = \frac{b_n + c_n}{2}, b_{n+1} = \frac{c_n + a_n}{2}, c_{n+1} = \frac{a_n + b_n}{2} とする。

(1) A, B, C を読み込み, 数列 {an}\{a_{n}\} , {bn}\{b_{n}\} , {cn}\{c_{n}\} を n = 20 まで生成し, 印刷していくプログラムを書け。

(2) an+bn+cn=A+B+Ca_{n} + b_{n} + c_{n} = A + B + C を示せ。

(3) 2an−bn−cn2a_{n}-b_{n}-c_{n} を A, B, C および n で表せ。

(4) lim⁡n→∞an\displaystyle \lim\limits _{n\to\infty}a_{n} を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) Pythonコードで初期値からn=20n=20まで順に生成・表示する。(2)an+bn+cn=A+B+C(2) a_n+b_n+c_n=A+B+C。(3)2an−bn−cn=(−1/2)n(2A−B−C)(3) 2a_n-b_n-c_n=(-1/2)^n(2A-B-C)。(4)lim(n→∞)an=(A+B+C)/3(4) lim(n→∞)a_n=(A+B+C)/3。

    importsysA,B,C=map(float,sys.stdin.read().split())a,b,c=A,B,Cprint(0,a,b,c)forninrange(1,21):a,b,c=(b+c)/2,(c+a)/2,(a+b)/2print(n,a,b,c)import sys A, B, C = map(float, sys.stdin.read().split()) a, b, c = A, B, C print(0, a, b, c) for n in range(1, 21): a, b, c = (b + c) / 2, (c + a) / 2, (a + b) / 2 print(n, a, b, c)

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1)入力された3値を現在の値として保持し、同時代入によって更新前の値から次の3項を計算する。


import sys

A, B, C = map(float, sys.stdin.read().split())
a, b, c = A, B, C
print(0, a, b, c)
for n in range(1, 21):
    a, b, c = (b + c) / 2, (c + a) / 2, (a + b) / 2
    print(n, a, b, c)

(2)漸化式を加えると、an+1+bn+1+cn+1=(bn+cn)+(cn+an)+(an+bn)2=an+bn+cn.\displaystyle a_{n+1}+b_{n+1}+c_{n+1}=\frac{(b_n+c_n)+(c_n+a_n)+(a_n+b_n)}2=a_n+b_n+c_n. 初項の和は A+B+CA+B+C なので、すべての n≧0n\ge0 で an+bn+cn=A+B+Ca_n+b_n+c_n=A+B+C である。 (3)xn=2an−bn−cnx_n=2a_n-b_n-c_n とおくと、xn+1=(bn+cn)−(cn+an)+(an+bn)2=bn+cn−2an2=−12xn.\displaystyle \begin{aligned} x_{n+1}&=(b_n+c_n)-\frac{(c_n+a_n)+(a_n+b_n)}2\\ &=\frac{b_n+c_n-2a_n}{2}=-\frac12 x_n. \end{aligned} x0=2A−B−Cx_0=2A-B-C より、2an−bn−cn=xn=(−12)n(2A−B−C).\displaystyle 2a_n-b_n-c_n=x_n=\left(-\frac12\right)^n(2A-B-C). (4)和の関係から xn=3an−(A+B+C)x_n=3a_n-(A+B+C) である。したがってan=A+B+C+(−12)n(2A−B−C)3.\displaystyle a_n=\frac{A+B+C+\left(-\frac12\right)^n(2A-B-C)}3. (−12)n→0\displaystyle \left(-\frac12\right)^n\to0 より、lim⁡n→∞an=A+B+C3.\displaystyle \boxed{\lim\limits _{n\to\infty}a_n=\frac{A+B+C}{3}}.

固定取得manifestの同一相対PDFパス・実PDF SHA一致(line 790、筑波大2004医学専門学群医前期)。PDF p.9と旧解説を照合。和の不変量・差の漸化式・コードのn=0から20までの出力を確認。

この問題で使う考え方

  • 漸化式
  • 等比数列の一般項と和
  • 数列の極限

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