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筑波大学/2006年度

筑波大学 2006年 数学 第3問解答・解説

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1問題

筑波大学2006年度第3問

座標空間において, ∣x∣≦z2|x| \leq z^2 を満たす点 (x,y,z)(x, y, z) 全体からなる立体を RR とする。点 (0,0,1)(0, 0, 1) を通り xx 軸と平行な直線を ll とする。ll を中心軸とする半径 1 の円柱を CC とし, RR と CC の共通部分を TT とする。

(1) -1 < h < 1 を満たす定数 h に対して, 点 (0,0,1+h)(0,0,1+h) を通り z 軸に垂直な平面による T の切り口の面積を求めよ。

(2) T の体積を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)4(1+h)21−h2.(1)\quad 4(1+h)^2\sqrt{1-h^2}.
    qquad(2)5π2.\displaystyle qquad (2)\quad \frac{5\pi}{2}.

3解答

解答を見る途中式つきの解答

解答

円柱の軸は y=0,z=1y=0,z=1 の直線だから C: y2+(z−1)2≦1.C:\ y^2+(z-1)^2\le1. また RR は ∣x∣≦z2|x|\le z^2 で表される。

(1) z=1+hz=1+h の平面では、円柱条件から ∣y∣≦1−h2|y|\le\sqrt{1-h^2}、立体 RR の条件から ∣x∣≦(1+h)2|x|\le(1+h)^2。よって切り口は辺の長さが 21−h22\sqrt{1-h^2} と 2(1+h)22(1+h)^2 の長方形であり、その面積は 4(1+h)21−h2.\boxed{4(1+h)^2\sqrt{1-h^2}}.

(2) 円柱内では 0≦z≦20\le z\le2。高さ zz の切り口は辺の長さが 2z22z^2 と 21−(z−1)22\sqrt{1-(z-1)^2} の長方形だから、 V=4∫02z21−(z−1)2 dz.\displaystyle V=4\int_0^2z^2\sqrt{1-(z-1)^2}\,dz. u=z−1u=z-1 と置換し、奇関数の項を除くと V=4∫−11(1+u2)1−u2 du.\displaystyle V=4\int_{-1}^1(1+u^2)\sqrt{1-u^2}\,du. u=sin⁡θu=\sin\theta と置けば ∫−111−u2 du=∫−π/2π/2cos⁡2θ dθ=π2,\displaystyle \int_{-1}^1\sqrt{1-u^2}\,du =\int_{-\pi/2}^{\pi/2}\cos^2\theta\,d\theta=\frac\pi2, ∫−11u21−u2 du=∫−π/2π/2sin⁡2θcos⁡2θ dθ=18∫−π/2π/2(1−cos⁡4θ) dθ=π8.\displaystyle \int_{-1}^1u^2\sqrt{1-u^2}\,du =\int_{-\pi/2}^{\pi/2}\sin^2\theta\cos^2\theta\,d\theta =\frac18\int_{-\pi/2}^{\pi/2}(1-\cos4\theta)\,d\theta =\frac\pi8. 従って V=4(π2+π8)=5π2.\displaystyle \boxed{V=4\left(\frac\pi2+\frac\pi8\right)=\frac{5\pi}{2}}.

この問題で使う考え方

  • 三角関数の相互関係
  • 置換積分法
  • 三角・指数・対数関数等の積分
  • 定積分による体積

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