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筑波大学/2006年度

筑波大学 2006年 数学 第4問解答・解説

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1問題

筑波大学2006年度第4問

座標空間において, 原点 O を通り方向ベクトル (cosθ, sinθ, 0) をもつ直線を LθL_{\theta} とする。点 A(2,0,1) から直線 LθL_{\theta} に下ろした垂線と LθL_{\theta} との交点を Pθ\mathrm{P}_{\theta} とする。

(1) θ が実数全体を動くとき, PθP_{\theta} は xy 平面内の円周上を動くことを示し, その中心の座標と半径を求めよ。

(2) θ\theta が 0≦θ<π2\displaystyle 0 \leq \theta < \frac{\pi}{2} の範囲を動くとする。三角形 OAPθOAP_{\theta} の面積の最大値と, そのときの PθP_{\theta} の座標を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) 中心 (1,0,0), 半径 1.

    (2) 面積の最大値 54,Pθ=(54,154,0)(sin⁡2θ=38).\displaystyle \frac54,\quad P_\theta=\left(\frac54,\frac{\sqrt{15}}4,0\right)\quad\left(\sin^2\theta=\frac38\right).

3解答

解答を見る途中式つきの解答

uθ=(cos⁡θ,sin⁡θ,0)u_\theta=(\cos\theta,\sin\theta,0) は長さ1であり、直線 LθL_\theta の方向ベクトルである。A=(2,0,1)A=(2,0,1) から LθL_\theta への正射影は Pθ=(A⋅uθ)uθ=2cos⁡θ(cos⁡θ,sin⁡θ,0)=(2cos⁡2θ,2sin⁡θcos⁡θ,0).P_\theta=(A\cdot u_\theta)u_\theta =2\cos\theta(\cos\theta,\sin\theta,0) =(2\cos^2\theta,2\sin\theta\cos\theta,0).

(1) 二倍角の公式から Pθ=(1+cos⁡2θ,sin⁡2θ,0).P_\theta=(1+\cos2\theta,\sin2\theta,0). よって Pθ=(x,y,z)P_\theta=(x,y,z) とおくと z=0z=0 かつ (x−1)2+y2=cos⁡22θ+sin⁡22θ=1.(x-1)^2+y^2=\cos^2 2\theta+\sin^2 2\theta=1. θ\theta が実数全体を動くと 2θ2\theta も全角を動くため、この円周全体を動く。中心は (1,0,0)、半径は 1 である。

(2) PθP_\theta は A から LθL_\theta への垂足なので APθ⊥OPθAP_\theta\perp OP_\theta。したがって三角形 OAP_θ\theta は P_θ\theta を直角とする。範囲内では cos⁡θ>0\cos\theta>0 であり、 OPθ=2cos⁡θ,APθ2=OA2−OPθ2=5−4cos⁡2θ=1+4sin⁡2θ.OP_\theta=2\cos\theta,\qquad AP_\theta^2=OA^2-OP_\theta^2=5-4\cos^2\theta=1+4\sin^2\theta. 面積を S とすると S=12OPθ⋅APθ=cos⁡θ1+4sin⁡2θ.\displaystyle S=\frac12 OP_\theta\cdot AP_\theta =\cos\theta\sqrt{1+4\sin^2\theta}. t=sin⁡2θt=\sin^2\theta とおけば 0≦t<10\leq t<1 で、 S2=(1−t)(1+4t)=1+3t−4t2=2516−4(t−38)2≦2516.\displaystyle S^2=(1-t)(1+4t) =1+3t-4t^2 =\frac{25}{16}-4\left(t-\frac38\right)^2 \le\frac{25}{16}. 等号は t=38\displaystyle t=\frac38 で成立するので、最大面積は S=54\displaystyle S=\frac54。範囲から sin⁡θ=38\displaystyle \sin\theta=\sqrt{\frac38}, cos⁡θ=58\displaystyle \cos\theta=\sqrt{\frac58} であり、 Pθ=(2cos⁡2θ,2sin⁡θcos⁡θ,0)=(54,154,0).\displaystyle P_\theta=(2\cos^2\theta,2\sin\theta\cos\theta,0) =\left(\frac54,\frac{\sqrt{15}}4,0\right).

この問題で使う考え方

  • 直線への正射影
  • 二倍角公式による軌跡表示
  • 直角三角形の面積
  • sin²θ を変数とする二次関数の最大化

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