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筑波大学/2007年度

筑波大学 2007年 数学 第1問解答・解説

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1問題

筑波大学2007年度第1問

xy 平面上に 2 定点 A(1,0) と O(0,0) をとる。また, m を 1 より大きい実数とする。

(1) AP: OP = m : 1 を満たす点 P(x, y) の軌跡を求めよ。

(2) 点 A を通る直線で, (1) で求めた軌跡との共有点が 1 個のものを求めよ。また, その共有点の座標も求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) (x+1m2−1)2+y2=m2(m2−1)2(中心 (−1m2−1,0), 半径 mm2−1).\displaystyle \text{(1) }\left(x+\frac{1}{m^2-1}\right)^2+y^2=\frac{m^2}{(m^2-1)^2}\quad\left(\text{中心 }\left(-\frac1{m^2-1},0\right),\ \text{半径 }\frac m{m^2-1}\right).
    (2) x+m2−1 y=1,(0,1/m2−1);x−m2−1 y=1,(0,−1/m2−1).x+\sqrt{m^2-1}\,y=1,\quad (0,1/\sqrt{m^2-1});\qquad x-\sqrt{m^2-1}\,y=1,\quad (0,-1/\sqrt{m^2-1}).

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) AP=m OP より、両辺を平方して (x−1)2+y2=m2(x2+y2). したがって (m2−1)(x2+y2)+2x−1=0. m>1 なので平方完成すると(x+1m2−1)2+y2=m2(m2−1)2. よって中心 (−1m2−1,0)、半径 mm2−1 の円である。(2) d=m2−1>0 とおく。点 A(1,0) を通る垂直でない直線を y=k(x−1) として円の方程式に代入すると d(1+k2)x2+(2−2dk2)x+(dk2−1)=0. 判別式はΔ=(2−2dk2)2−4d(1+k2)(dk2−1)=4m2(1−dk2). 共有点がちょうど1個となる条件は Δ=0 だから k=±1/d. このとき二次方程式の重解は x=0 で、 y=k(0−1)=−k より接点は (0,∓1/d) である。対応する直線は x∓d y=1、すなわち x+d y=1 と x−d y=1 である。垂直線 x=1 を円の式に代入すると d(1+y2)+1>0 となり共有点はない。\displaystyle \text{(1) }AP=m\,OP\text{ より、両辺を平方して}\ (x-1)^2+y^2=m^2(x^2+y^2).\text{ したがって}\ (m^2-1)(x^2+y^2)+2x-1=0.\text{ }m>1\text{ なので平方完成すると}\left(x+\frac1{m^2-1}\right)^2+y^2=\frac{m^2}{(m^2-1)^2}.\text{ よって中心 }\left(-\frac1{m^2-1},0\right)\text{、半径 }\frac m{m^2-1}\text{ の円である。}\\\text{(2) }d=m^2-1>0\text{ とおく。点 }A(1,0)\text{ を通る垂直でない直線を }y=k(x-1)\text{ として円の方程式に代入すると}\ d(1+k^2)x^2+(2-2dk^2)x+(dk^2-1)=0.\text{ 判別式は}\Delta=(2-2dk^2)^2-4d(1+k^2)(dk^2-1)=4m^2(1-dk^2).\text{ 共有点がちょうど1個となる条件は }\Delta=0\text{ だから }k=\pm1/\sqrt d.\text{ このとき二次方程式の重解は }x=0\text{ で、}\ y=k(0-1)=-k\text{ より接点は }(0,\mp1/\sqrt d)\text{ である。対応する直線は }x\mp\sqrt d\,y=1\text{、すなわち}\ x+\sqrt d\,y=1\text{ と }x-\sqrt d\,y=1\text{ である。垂直線 }x=1\text{ を円の式に代入すると }d(1+y^2)+1>0\text{ となり共有点はない。}

この問題で使う考え方

  • 距離の比による軌跡

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