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筑波大学/2009年度

筑波大学 2009年 数学 第6問解答・解説

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1問題

筑波大学2009年度第6問

点 P(x,y)P(x,y) が双曲線 x22−y2=1\displaystyle \frac{x^{2}}{2}-y^{2}=1 上を動くとき,点 P(x,y)P(x,y) と点 A(a,0)A(a,0) との距離の最小値を f(a)f(a) とする。

(1) f(a)f(a) を a で表せ。

(2) f(a)f(a) を a の関数とみなすとき, ab 平面上に曲線 b=f(a)b = f(a) の概形をかけ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) f(a)={2−∣a∣,∣a∣≦2,∣a∣−2,2≦∣a∣≦322,a23−1,∣a∣≧322.\displaystyle f(a)=\begin{cases}\sqrt2-|a|,&|a|\le\sqrt2,\\|a|-\sqrt2,&\sqrt2\le|a|\le\frac{3\sqrt2}{2},\\\sqrt{\frac{a^2}{3}-1},&|a|\ge\frac{3\sqrt2}{2}.\end{cases}。(2) b=f(a)b=f(a) は偶関数。主要点は (0,2), (±2,0), (±322,22)\displaystyle (0,\sqrt2),\ (\pm\sqrt2,0),\ (\pm\frac{3\sqrt2}{2},\frac{\sqrt2}{2})。中央部は折れ線、両端は b=a23−1\displaystyle b=\sqrt{\frac{a^2}{3}-1} の枝で、lim⁡∣a∣→∞b∣a∣=13\displaystyle \lim\limits _{|a|\to\infty}\frac{b}{|a|}=\frac1{\sqrt3}。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

P(x,y)P(x,y) が双曲線上にあるので y2=x2/2−1y^2=x^2/2-1 かつ ∣x∣≧2|x|\ge\sqrt2 である。距離の二乗を Da(x)D_a(x) とすると Da(x)=(x−a)2+y2=32x2−2ax+a2−1.\displaystyle D_a(x)=(x-a)^2+y^2=\frac32x^2-2ax+a^2-1.

(1) まず a≧0a\ge0 とする。x=−ux=-u と x=ux=u(u≧2u\ge\sqrt2)の距離二乗の差は Da(−u)−Da(u)=(u+a)2−(u−a)2=4au≧0,D_a(-u)-D_a(u)=(u+a)^2-(u-a)^2=4au\ge0, 従って最小値は x≧2x\ge\sqrt2 の枝で得られる。平方完成すると Da(x)=32(x−2a3)2+a23−1.\displaystyle D_a(x)=\frac32\left(x-\frac{2a}{3}\right)^2+\frac{a^2}{3}-1. 二次式の頂点は x=2a/3x=2a/3 である。0≦a≦32/20\le a\le3\sqrt2/2 なら頂点は許される範囲の左にあるので、最小は x=2x=\sqrt2 で生じ、距離は ∣a−2∣|a-\sqrt2| となる。a≧32/2a\ge3\sqrt2/2 なら頂点が許され、最小距離は a2/3−1\sqrt{a^2/3-1} である。双曲線は yy 軸対称なので f(−a)=f(a)f(-a)=f(a)。これらをまとめると f(a)={2−∣a∣,∣a∣≦2,∣a∣−2,2≦∣a∣≦322,a23−1,∣a∣≧322.\displaystyle f(a)=\begin{cases} \sqrt2-|a|,&|a|\le\sqrt2,\\ |a|-\sqrt2,&\sqrt2\le|a|\le\dfrac{3\sqrt2}{2},\\ \sqrt{\dfrac{a^2}{3}-1},&|a|\ge\dfrac{3\sqrt2}{2}. \end{cases}

(2) ff は偶関数で、b≧0b\ge0 である。中央では b=2−∣a∣b=\sqrt2-|a|(∣a∣≦2|a|\le\sqrt2)および b=∣a∣−2b=|a|-\sqrt2(2≦∣a∣≦32/2\sqrt2\le|a|\le3\sqrt2/2)という直線部分になる。従って (0,2)(0,\sqrt2) が中央の尖点、(±2,0)(\pm\sqrt2,0) が aa 軸との交点である。外側の曲線 b=a2/3−1b=\sqrt{a^2/3-1} は ∣a∣=32/2|a|=3\sqrt2/2 で b=2/2b=\sqrt2/2 と接続し、中心から左右外側へ向かって増加する。さらに b∣a∣=13−1a2⟶13(∣a∣→∞),\displaystyle \frac{b}{|a|}=\sqrt{\frac13-\frac1{a^2}}\longrightarrow\frac1{\sqrt3}\qquad(|a|\to\infty), なので、両端は傾きの比が 1/31/\sqrt3 となる斜漸近線に近づく。この点と折れ線・外側の枝を左右対称に描けば概形が得られる。 斜漸近線は比だけでなく差でも確認できる。a2/3−1−∣a∣/3=−1a2/3−1+∣a∣/3⟶0.\displaystyle \sqrt{a^2/3-1}-|a|/\sqrt3=\frac{-1}{\sqrt{a^2/3-1}+|a|/\sqrt3}\longrightarrow0.

この問題で使う考え方

  • 平方完成
  • 対称性
  • 場合分け

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