本文へ進む
メニュー
医学部数学 過去問DB問題を探す

筑波大学/2011年度

筑波大学 2011年 数学 第6問解答・解説

このページには広告が含まれます。

1問題

筑波大学2011年度第6問

d を正の定数とする。2 点 A(−d,0)A(-d, 0) , B(d,0)B(d, 0) からの距離の和が 4d である点 P の軌跡として定まる楕円 E を考える。点 A,点 B,原点 O から楕円 E 上の点 P までの距離をそれぞれ AP,BP,OP と書く。このとき,以下の問いに答えよ。

(1) 楕円 E の長軸と短軸の長さを求めよ。

(2) AP2+BP2AP^{2} + BP^{2} および AP⋅BPAP \cdot BP を, OP と d を用いて表せ。

(3) 点 P が楕円 E 全体を動くとき, AP3+BP3AP^{3} + BP^{3} の最大値と最小値を d を用いて表せ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

楕円の半軸と標準方程式を用い、距離二乗の和・積をOPで表す。三乗和をAP+BP、二乗和、積で因数分解し、OP²の範囲から極値を得る。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) 長軸 4d,4d,\quad短軸 23d.2\sqrt3d.\qquad(2) AP2+BP2=2(OP2+d2),AP⋅BP=7d2−OP2.AP^2+BP^2=2(OP^2+d^2),\quad AP\cdot BP=7d^2-OP^2.\qquad(3) 最大値 28d3,28d^3,\quad最小値 16d3.16d^3.

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) 焦点距離を c=d、半長軸を aE とすると 2aE=4d より aE=2d.楕円の関係 bE2=aE2−c2 から bE2=4d2−d2=3d2.よって長軸・短軸の長さは2aE=4d,2bE=23d.(2) P=(x,y), r=OP とおくとAP2=r2+2dx+d2,BP2=r2−2dx+d2,AP2+BP2=2(r2+d2).楕円の方程式 x24d2+y23d2=1 と r2=x2+y2 よりr2=3d2+x24,3d2≦r2≦4d2,x2=4r2−12d2.したがって(AP⋅BP)2=AP2BP2=(r2+d2)2−4d2x2=(r2−7d2)2.ここで r2≦4d2<7d2 かつ距離の積は正なのでAP⋅BP=7d2−r2.(3) AP+BP=4d だからAP3+BP3=(AP+BP)(AP2−AP⋅BP+BP2)=4d{2(r2+d2)−(7d2−r2)}=4d(3r2−5d2). 3d2≦r2≦4d2 なのでこれは r2 とともに増加する。ゆえにmin⁡(AP3+BP3)=4d(9d2−5d2)=16d3,max⁡(AP3+BP3)=4d(12d2−5d2)=28d3.最小値は P=(0,±3d)、最大値は P=(±2d,0) で達成する。\displaystyle \text{(1) 焦点距離を }c=d\text{、半長軸を }a_E\text{ とすると }2a_E=4d\text{ より }a_E=2d.\text{楕円の関係 }b_E^2=a_E^2-c^2\text{ から }b_E^2=4d^2-d^2=3d^2.\text{よって長軸・短軸の長さは}\quad2a_E=4d,\quad2b_E=2\sqrt3d.\quad\text{(2) }P=(x,y),\ r=OP\text{ とおくと}\quad AP^2=r^2+2dx+d^2,\quad BP^2=r^2-2dx+d^2,\quad AP^2+BP^2=2(r^2+d^2).\text{楕円の方程式 }\frac{x^2}{4d^2}+\frac{y^2}{3d^2}=1\text{ と }r^2=x^2+y^2\text{ より}\quad r^2=3d^2+\frac{x^2}{4},\quad3d^2\le r^2\le4d^2,\quad x^2=4r^2-12d^2.\text{したがって}\quad(AP\cdot BP)^2=AP^2BP^2=(r^2+d^2)^2-4d^2x^2=(r^2-7d^2)^2.\text{ここで }r^2\le4d^2<7d^2\text{ かつ距離の積は正なので}\quad AP\cdot BP=7d^2-r^2.\quad\text{(3) }AP+BP=4d\text{ だから}\quad AP^3+BP^3=(AP+BP)(AP^2-AP\cdot BP+BP^2)=4d\{2(r^2+d^2)-(7d^2-r^2)\}=4d(3r^2-5d^2).\text{ }3d^2\le r^2\le4d^2\text{ なのでこれは }r^2\text{ とともに増加する。ゆえに}\quad\min(AP^3+BP^3)=4d(9d^2-5d^2)=16d^3,\quad\max(AP^3+BP^3)=4d(12d^2-5d^2)=28d^3.\text{最小値は }P=(0,\pm\sqrt3d)\text{、最大値は }P=(\pm2d,0)\text{ で達成する。}

この問題で使う考え方

  • 楕円
  • 焦点と準線
  • 座標による距離
  • 軌跡

PR

数学を1対1で教わるオンライン塾「数強塾」

数強塾は、中学生・高校生のための数学専門のオンライン個別指導塾です。プロ講師がマンツーマンで教え、大学受験の数学にも対応しています。入塾の前に、今の学習状況と目標を確かめる診断授業(体験・3,000円、税込)を受けられます。

「数強塾」オンライン数学克服塾〈プロ講師〉

東大生と1対1で学べるオンライン個別指導「トウコベ」

トウコベは、東大生を中心に難関大学の学生が講師を務める、完全マンツーマンのオンライン個別指導です。はじめに、オンラインの説明会・勉強相談(無料)をWebで予約でき、その後にお試し授業を受けられます。

トウコベ公式サイト

似た問題を、ほかの大学で

答えや解説の誤りに気づいたら、お問い合わせから教えてください。