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千葉大学/2009年度

千葉大学 2009年 数学 第5問解答・解説

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1問題

千葉大学2009年度第5問

座標平面上に点 A(3,0),B(0,2) を取る。線分 AB 上に点 P を取り,P から x 軸に下ろした垂線を PH,A と H の中点を M とする。ただし点 H は x 軸上の点とし,また P は A と異なるものとする。O を原点とし ΔOPM を O を中心に座標平面内で 1 回転するとき,通過する点全体が作る円の面積が最小となるときの点 P の座標を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2解答

解答を見る答えはこの解答の中にあります

線分 AB 上の点を P=(3(1−t),2t)(0<t≦1) と表す。H=(3(1−t),0),M=(3−32t,0),OP2=9(1−t)2+4t2=9−18t+13t2,OM=3−32t>0.三角形 OPM 内の点 Q は Q=λP+μM (λ,μ≧0, λ+μ≦1) と書けるので、OQ≦λOP+μOM≦max⁡(OP,OM).原点から最も遠い頂点への線分は三角形内にある。これを回転すると、その半径までの円盤全体を覆う。よって掃引領域は半径 R(t)=max⁡(OP,OM) の円盤である。OP2−OM2=(9−18t+13t2)−(3−32t)2=t(434t−9).したがって 0<t<3643 では R=OM で、これは減少する。また t>3643 では R=OP となり、 ddt(OP2)=26t−18>0 だから増加する。ゆえに最小は t=3643 で達成される。P=(3(1−3643),23643)=(2143,7243).OP=OM=3−323643=7543,したがって最小面積は π(7543)2=5625π1849.\displaystyle \begin{gathered} \text{線分 }AB\text{ 上の点を }P=(3(1-t),2t)\quad(0<t\le1)\text{ と表す。}\\ H=(3(1-t),0),\qquad M=\left(3-\frac32t,0\right),\quad OP^2=9(1-t)^2+4t^2=9-18t+13t^2,\\ OM=3-\frac32t>0.\\ \text{三角形 }OPM\text{ 内の点 }Q\text{ は }\\Q=\lambda P+\mu M\ (\lambda,\mu\ge0,\ \lambda+\mu\le1)\text{ と書けるので、}\\ OQ\le\lambda OP+\mu OM\le\max(OP,OM).\\ \text{原点から最も遠い頂点への線分は三角形内にある。}\\\text{これを回転すると、その半径までの円盤全体を覆う。}\\ \text{よって掃引領域は半径 }R(t)=\max(OP,OM)\text{ の円盤である。}\\ OP^2-OM^2=(9-18t+13t^2)-\left(3-\frac32t\right)^2=t\left(\frac{43}{4}t-9\right).\\ \text{したがって }0<t<\frac{36}{43}\text{ では }R=OM\text{ で、これは減少する。}\\ \text{また }t>\frac{36}{43}\text{ では }R=OP\text{ となり、 }\frac{d}{dt}(OP^2)=26t-18>0\text{ だから増加する。}\\ \text{ゆえに最小は }t=\frac{36}{43}\text{ で達成される。}\\ P=\left(3\left(1-\frac{36}{43}\right),2\frac{36}{43}\right)=\left(\frac{21}{43},\frac{72}{43}\right).\\ OP=OM=3-\frac32\frac{36}{43}=\frac{75}{43},\quad \text{したがって最小面積は }\pi\left(\frac{75}{43}\right)^2=\frac{5625\pi}{1849}. \end{gathered}

この問題で使う考え方

  • 座標による距離
  • 軌跡
  • 二次関数の最大・最小
  • 位置ベクトル

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