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千葉大学/2009年度

千葉大学 2009年 数学 第8問解答・解説

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1問題

千葉大学2009年度第8問

1から9までの番号をつけた9枚のカードがある。このなかから無作為に4枚のカードを同時に取り出し,カードに書かれた4つの番号の積をXとおく。

(1) X が 5 の倍数になる確率を求めよ。

(2) X が 12 の倍数になる確率を求めよ。

(3) X が平方数になる確率を求めよ。ただし, X が平方数であるとは, ある自然数 n を用いて X=n2X = n^{2} と表されることである。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) 4/9。 (2) 29/42。 (3) 1/14。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

全ての選び方は同様に確からしく、(94)=126\displaystyle \binom94=126 通りである。

(1) 積が5の倍数になるのは5のカードを含む場合に限る。他の3枚は残り8枚から選べるので、確率は (83)126=56126=49.\displaystyle \frac{\binom83}{126}=\frac{56}{126}=\frac49.

(2) 積が12の倍数になるには、素因数2を二つ以上、3を一つ以上含めばよい。6の有無と3,9の枚数で重複なく分ける。

6を含む場合、残り3枚に2,4,8の少なくとも一つが必要だから、(83)−(53)=46\displaystyle \binom83-\binom53=46 通り。

6を含まず、3,9の一方だけを含む場合、残り3枚は {1,2,4,5,7,8}\{1,2,4,5,7,8\} から選ぶ。この中で素因数2を二つ以上得るには4または8を含むことが必要十分だから、2{(63)−(43)}=32\displaystyle 2\{\binom63-\binom43\}=32 通り。

6を含まず3,9を両方含む場合も、残り2枚に4または8が必要なので、(62)−(42)=9\displaystyle \binom62-\binom42=9 通り。

従って求める確率は 46+32+9126=2942.\displaystyle \frac{46+32+9}{126}=\frac{29}{42}.

(3) 平方数となるには、各素因数の指数が偶数になることが必要十分である。5と7は他のカードで同じ素因数を補えないので選べない。

6を含むとき、3の指数を偶数にするには3を含む。2の指数を偶数にするには2,8のどちらか一方を含め、残る1枚は平方数1,4,9のいずれかである。よって 2⋅3=62\cdot3=6 通り。

6を含まないとき、3も選べない。1,4,9だけでは4枚に足りず、2と8を両方選び、1,4,9から2枚選ぶ必要がある。よって (32)=3\displaystyle \binom32=3 通り。

従って確率は 6+3126=114.\displaystyle \frac{6+3}{126}=\frac1{14}.

この問題で使う考え方

  • 組合せの計数
  • 素因数の指数の偶奇
  • 余事象

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