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千葉大学/2016年度

千葉大学 2016年 数学 第11問解答・解説

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1問題

千葉大学2016年度第11問

曲線 C: y=sin x 上を点 P(t,sin t) (0≦t≦π/2) が動く。正の実数 r に対して,P における C の接線上に PQ=r となるように点 Q をとる。ただし,Q の x 座標は t よりも大きいとする。

(1) Q の座標を求めよ。

(2) t=π/4 のときに Q の y 座標が最大となるような r の値を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) Q=(t+r1+cos⁡2t, sin⁡t+rcos⁡t1+cos⁡2t)\displaystyle Q=\left(t+\frac r{\sqrt{1+\cos^2t}},\ \sin t+\frac{r\cos t}{\sqrt{1+\cos^2t}}\right)。 (2) r=(3/2)^(3/2)=3√6/4。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) 接線の傾きはcos⁡t\cos tなので、xx座標が増える向きの単位接線ベクトルは u=(1,cos⁡t)1+cos⁡2t.\displaystyle \boldsymbol u=\frac{(1,\cos t)}{\sqrt{1+\cos^2t}}. QQのxx座標はttより大きく、PQ=rPQ=rであるから Q=(t+r1+cos⁡2t, sin⁡t+rcos⁡t1+cos⁡2t).\displaystyle Q=\left(t+\frac r{\sqrt{1+\cos^2t}},\ \sin t+\frac{r\cos t}{\sqrt{1+\cos^2t}}\right).

(2) QQのyy座標をgr(t)g_r(t)とすると gr′(t)=cos⁡t−rsin⁡t(1+cos⁡2t)3/2.\displaystyle g_r'(t)=\cos t-\frac{r\sin t}{(1+\cos^2t)^{3/2}}. t=π/4t=\pi/4は区間の内点なので、そこで最大となるにはgr′(π/4)=0g_r'(\pi/4)=0が必要である。 これを解いてr=(3/2)3/2=36/4r=(3/2)^{3/2}=3\sqrt6/4を得る。 この値で実際に最大となることを確認する。0<t<π/20<t<\pi/2で gr′(t)=sin⁡t(1+cos⁡2t)3/2{h(t)−r},h(t)=cos⁡tsin⁡t(1+cos⁡2t)3/2.\displaystyle g_r'(t)=\frac{\sin t}{(1+\cos^2t)^{3/2}}\{h(t)-r\},\qquad h(t)=\frac{\cos t}{\sin t}(1+\cos^2t)^{3/2}. cos⁡t/sin⁡t\cos t/\sin tと(1+cos⁡2t)3/2(1+\cos^2t)^{3/2}は、ともに正で、tt が大きくなると値が必ず小さくなるため、0<t1<t2<π/20<t_1<t_2<\pi/2 ならば h(t1)>h(t2)h(t_1)>h(t_2) が成り立つ。 h(π/4)=rh(\pi/4)=rよりgr′g_r'はπ/4\pi/4の前で正、後で負となる。 したがって両端を含む範囲0≦t≦π/20\le t\le\pi/2でt=π/4t=\pi/4のとき最大となり、求める値は r=364.\displaystyle \boxed{r=\frac{3\sqrt6}{4}}.

この問題で使う考え方

  • 接線方向の長さの規格化
  • 導関数の符号
  • 単調性

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