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千葉大学/2016年度

千葉大学 2016年 数学 第6問解答・解説

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1問題

千葉大学2016年度第6問

a は 0<a<2 を満たす定数とする。0≦t≦1 を満たす実数 t に対して,座標平面上の 4 点 A(t,0), B(2,t²), C(2−t,2), D(0,2−at) を考える。このとき,四角形 ABCD の面積 S(t) が最小となるような t の値を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • 0<a≦10<a\le1\quad では t=1\quad t=1\quad 、1<a<2\quad 1<a<2\quad では t=(1−a+a2+a+7)/3\quad t=(1-a+\sqrt{a^2+a+7})/3\quad 。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

0≦t≦10\le t\le1, 0<a<20<a<2 とする。四角形 ABCDABCD を対角線 ACAC で二つの三角形に分ける。2ベクトル u=(u1,u2)\boldsymbol u=(u_1,u_2)、v=(v1,v2)\boldsymbol v=(v_1,v_2) に対し、D(u,v)=u1v2−u2v1D(\boldsymbol u,\boldsymbol v)=u_1v_2-u_2v_1 とおく。この2辺をもつ三角形の面積は、内積と面積の公式から 12∣u∣2∣v∣2−(u⋅v)2=12∣D(u,v)∣\displaystyle \frac12\sqrt{|\boldsymbol u|^2|\boldsymbol v|^2-(\boldsymbol u\cdot\boldsymbol v)^2}=\frac12|D(\boldsymbol u,\boldsymbol v)| である。座標差を用いて計算すると D(AB→,AC→)=4−2t−2t2+2t3=2{1+(1−t)(1−t2)}>0,D(AC→,AD→)=(2−2t)(2−at)+2t>0.\begin{aligned} D(\overrightarrow{AB},\overrightarrow{AC}) & =4-2t-2t^2+2t^3=2\{1+(1-t)(1-t^2)\}>0,\\ D(\overrightarrow{AC},\overrightarrow{AD}) & =(2-2t)(2-at)+2t>0. \end{aligned} 二つの三角形の面積を足すと S(t)=12{4−2t−2t2+2t3+(2−2t)(2−at)+2t}=t3+(a−1)t2−(a+2)t+4.\displaystyle \begin{aligned} S(t)&=\frac12\left\{4-2t-2t^2+2t^3+(2-2t)(2-at)+2t\right\}\\ &=t^3+(a-1)t^2-(a+2)t+4. \end{aligned} 導関数を因数分解すると S′(t)=3t2+2(a−1)t−(a+2)=3(t−r+)(t−r−),r±=1−a±a2+a+73.\displaystyle S'(t)=3t^2+2(a-1)t-(a+2)=3(t-r_+)(t-r_-),\qquad r_\pm=\frac{1-a\pm\sqrt{a^2+a+7}}{3}. a2+a+7>∣1−a∣\sqrt{a^2+a+7}>|1-a| より r−<0<r+r_-<0<r_+。従って t≧0t\ge0 では t<r+t<r_+ で S′(t)<0S'(t)<0、t>r+t>r_+ で S′(t)>0S'(t)>0 となる。さらに r+≧1すなわちa2+a+7≧a+2すなわちa≦1.r_+\ge1\quad\text{すなわち}\quad \sqrt{a^2+a+7}\ge a+2\quad\text{すなわち}\quad a\le1. 以上から {t=1,0<a≦1,1−a+a2+a+73,1<a<2.\displaystyle \boxed{\begin{cases} t=1,&0<a\le1,\\[2pt] \dfrac{1-a+\sqrt{a^2+a+7}}{3},&1<a<2. \end{cases}}

この問題で使う考え方

  • 座標差の行列式による面積
  • 二次方程式の根と符号
  • 閉区間上の最小値

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