本文へ進む
メニュー
医学部数学 過去問DB問題を探す

愛媛大学/2016年度/前期

愛媛大学 2016年 数学 第9問解答・解説

このページには広告が含まれます。

1問題

愛媛大学2016年度第9問

(理学部・工学部(環境建設工学科社会デザインコースを除く)・医学部) f(x)=xe−xf(x)=xe^{-x} とし、関数 y=f(x)y=f(x) のグラフを C1C_1 とする。また、C1C_1 を xx 軸方向に log⁡a\log a だけ平行移動したグラフを C2C_2 とする。ただし、aa は a>1a>1 を満たす実数である。

(1) 関数 y=f(x)y=f(x) の増減、極値を調べ C1C_1 の概形をかけ。なお、lim⁡x→∞xe−x=0\displaystyle \lim\limits _{x\to\infty}xe^{-x}=0 であることを用いてよい。

(2) C1C_1 と C2C_2 の交点の xx 座標を求めよ。

(3) 原点を OO とし、C2C_2 と xx 軸の交点を AA とする。C1,C2C_1,C_2 および線分 OAOA で囲まれた部分の面積 SS を求めよ。

(4) (3)で求めた SS に対して、S<a−1a\displaystyle S<\frac{a-1}{a} が成り立つことを示せ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) x<1x<1で増加、x>1x>1で減少、極大値1e\displaystyle \frac1e(x=1x=1)、極小なし。 (2) x=alog⁡aa−1\displaystyle x=\frac{a\log a}{a-1}。 (3) S=(a−1)a−aa−1\displaystyle S=(a-1)a^{-\frac{a}{a-1}}。 (4) S<a−1a\displaystyle S<\frac{a-1}{a}。
  • (2) x0=alog⁡aa−1\displaystyle (2)\space{}x_0=\frac{a\log a}{a-1}
    (3) S=(a−1)a−aa−1\displaystyle (3)\space{}S=(a-1)a^{-\frac{a}{a-1}}
    (4) S<a−1a\displaystyle (4)\space{}S<\frac{a-1}{a}

3解答

解答を見る途中式つきの解答

f(x)=xe−xf(x)=xe^{-x}、L=log⁡a>0L=\log a>0 とする。

(1) f′(x)=(1−x)e−xf'(x)=(1-x)e^{-x} であり、e−x>0e^{-x}>0 だから x<1x<1 で増加、x>1x>1 で減少する。f(1)=1/ef(1)=1/e より x=1x=1 で極大値 1/e1/e をとる。f(0)=0f(0)=0、x→−∞x\to-\infty で f(x)→−∞f(x)\to-\infty、x→∞x\to\infty で f(x)→0f(x)\to0 なので、グラフは原点から上昇して (1,1/e)(1,1/e) で最大となり、右側では xx 軸の上から0に近づく。

(2) 平行移動後の曲線は y=f(x−L)=a(x−L)e−xy=f(x-L)=a(x-L)e^{-x}。交点で xe−x=a(x−L)e−xxe^{-x}=a(x-L)e^{-x} なので x0=aLa−1=alog⁡aa−1.\displaystyle x_0=\frac{aL}{a-1}=\frac{a\log a}{a-1}. 一次方程式なので交点はこれ一つである。

(3) A=(L,0)A=(L,0)。0≦x≦L0\le x\le L の範囲では C1C_1 と xx 軸の間、L≦x≦x0L\le x\le x_0 の範囲では C1C_1 と C2C_2 の間が囲まれた部分である。後者では f(x)−f(x−L)=e−x{(1−a)x+aL}≧0f(x)-f(x-L)=e^{-x}\{(1-a)x+aL\}\ge0 で、括弧内は x0x_0 で0となる。したがって S=∫0Lxe−x dx+∫Lx0{xe−x−(x−L)e−(x−L)} dx.\displaystyle S=\int_0^L xe^{-x}\,dx+\int_L^{x_0}\{xe^{-x}-(x-L)e^{-(x-L)}\}\,dx. u=x−Lu=x-L と置換し、∫xe−xdx=−(x+1)e−x\displaystyle \int xe^{-x}dx=-(x+1)e^{-x} および交点の等式 x0e−x0=(x0−L)e−(x0−L)x_0e^{-x_0}=(x_0-L)e^{-(x_0-L)} を使うと S=e−(x0−L)−e−x0=(eL−1)e−x0=(a−1)a−a/(a−1).S=e^{-(x_0-L)}-e^{-x_0} =(e^L-1)e^{-x_0} =(a-1)a^{-a/(a-1)}.

(4) x0−L=L/(a−1)>0x_0-L=L/(a-1)>0 なので e−x0<e−L=1/ae^{-x_0}<e^{-L}=1/a。よって S=(a−1)e−x0<a−1a.\displaystyle S=(a-1)e^{-x_0}<\frac{a-1}{a}.

この問題で使う考え方

  • 導関数の符号による増減
  • 平行移動後の交点計算
  • 定積分による面積
  • 指数関数の不等式

PR

数学を1対1で教わるオンライン塾「数強塾」

数強塾は、中学生・高校生のための数学専門のオンライン個別指導塾です。プロ講師がマンツーマンで教え、大学受験の数学にも対応しています。入塾の前に、今の学習状況と目標を確かめる診断授業(体験・3,000円、税込)を受けられます。

「数強塾」オンライン数学克服塾〈プロ講師〉

東大生と1対1で学べるオンライン個別指導「トウコベ」

トウコベは、東大生を中心に難関大学の学生が講師を務める、完全マンツーマンのオンライン個別指導です。はじめに、オンラインの説明会・勉強相談(無料)をWebで予約でき、その後にお試し授業を受けられます。

トウコベ公式サイト

似た問題を、ほかの大学で

答えや解説の誤りに気づいたら、お問い合わせから教えてください。