防衛医科大学校 2023 数学・IV
問題の確認
原本画像(PDF p.3、印字ページ2)で大問IVの条件1〜3と解答欄7・8を確認した。異なる3点P1(z1),P2(z2),P3(z3)について
z12+z22−z1z2=0,∣z1∣=2,z3=z1+z2
が与えられ、∣z2∣と三角形P1P2P3の面積を求める。
解答欄7: ∣z2∣
∣z1∣=2よりz1=0。w=z2/z1とおいて条件1をz12で割ると
w2−w+1=0,w=21±i3.
どちらの値も
∣w∣2=2212+(3)2=1
だから∣z2∣=∣w∣∣z1∣=2。よって
∣z2∣=2
であり、解答欄7の選択肢は1である。
解答欄8:三角形の面積
z1=x+iy(x,yは実数)とおき、ε=1または−1とする。上の解から
z2=21+εi3(x+iy)=2x−ε3y+i2y+ε3x.
したがってz2=x2+iy2と書けば
x2=2x−ε3y,y2=2y+ε3x.
P1=(x,y)、P2=(x2,y2)、P3=(x+x2,y+y2)である。P1を基準にした2辺の座標ベクトルは(x2−x,y2−y)と(x2,y2)。よって三角形の面積は座標面積公式により、
[△P1P2P3]=21∣(x2−x)y2−(y2−y)x2∣=21∣yx2−xy2∣=21∣−(xy2−yx2)∣.
ここで座標を代入すると
xy2−yx2=2x(y+ε3x)−y(x−ε3y)=2ε3(x2+y2).
x2+y2=∣z1∣2=2だから
[△P1P2P3]=21ε3=23.
よって解答欄8の選択肢は3である。
最終答案
解答欄7: 2(選択肢1),解答欄8: 23(選択肢3).
使用した解法
複素数の比z2/z1を二次方程式で求め、絶対値を計算した。面積は各点を座標表示し、2辺の座標から高校範囲の三角形の座標面積公式で求めた。