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信州大学/2003年度

信州大学 2003年 数学 第5問解答・解説

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1問題

信州大学2003年度第5問

関数 f(x) の導関数 f′(x) の定義は以下の式で与えられる。 f′(x)=lim_{h→0} [f(x+h)−f(x)]/h たとえば,関数 3x² の導関数 (3x²)′ を求めると以下のようになる。 (3x²)′=lim_{h→0} [3(x+h)²−3x²]/h = lim_{h→0}(6x+3h)=6x 導関数の定義式を用いて,対数関数 logₐx の導関数は (logₐx)′=1/(x log a) で与えられることを示せ。ただし,a>0 かつ a≠1 とし,x>0 とする。ここで,log a は a の自然対数であり,その底は e=lim_{h→0}(1+h)^(1/h) で与えられる。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • すべての x>0x>0 について ddxlog⁡ax=1xlog⁡a\displaystyle\frac{d}{dx}\log_a x=\frac1{x\log a}。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

任意の x>0x>0 を固定する。a>0,a≠1a>0, a\ne1 より log⁡a≠0\log a\ne0。0<∣h∣<x0<|h|<x とすれば x+h>0x+h>0 であり、底の変換公式から差商は log⁡a(x+h)−log⁡axh=log⁡(x+h)−log⁡xhlog⁡a=1xlog⁡alog⁡(1+h/x)h/x.\displaystyle \frac{\log_a(x+h)-\log_a x}{h} =\frac{\log(x+h)-\log x}{h\log a} =\frac{1}{x\log a}\frac{\log(1+h/x)}{h/x}. u=h/xu=h/x と置く。問題文の e=lim⁡u→0(1+u)1/u\displaystyle e=\lim\limits _{u\to0}(1+u)^{1/u} と対数の指数法則より log⁡(1+u)u=log⁡((1+u)1/u)⟶log⁡e=1.\displaystyle \frac{\log(1+u)}{u}=\log\bigl((1+u)^{1/u}\bigr)\longrightarrow\log e=1. ここでは対数関数の連続性を用いた。h→0h\to0 なら u→0u\to0 だから、定義式の差商の極限は (log⁡ax)′=1xlog⁡a(x>0).\displaystyle (\log_a x)'=\frac{1}{x\log a}\qquad(x>0).

この問題で使う考え方

  • 導関数の定義からの極限
  • 底の変換
  • 対数極限

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