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筑波大学/2000年度

筑波大学 2000年 数学 第3問解答・解説

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1問題

筑波大学2000年度第3問

すべての正の実数 x について xa≦axx^{\sqrt{a}} \leq a^{\sqrt{x}} となる正の実数 a を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

対数をとって指数不等式を対数関数の比の大小に変換し、log t/t の一意な最大点を用いて必要十分条件を決める。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • a=e2.a=e^2.

4解答

解答を見る途中式つきの解答

a>0、x>0 なので両辺の対数をとっても不等号の向きは変わらず、 alog⁡x≦xlog⁡a\sqrt a\log x\le\sqrt x\log a を得る。t=x\sqrt{x}>0、b=a\sqrt{a}>0 とおくと、これは 2blog⁡t≦2tlog⁡b、すなわちlog⁡tt≦log⁡bb\displaystyle 2b\log t\le2t\log b \quad\text{、すなわち}\quad \frac{\log t}{t}\le\frac{\log b}{b} となる。ここで h(t)=log⁡t/th(t)=\log t/t とおけば h′(t)=1−log⁡tt2\displaystyle h'(t)=\frac{1-\log t}{t^2} だから、hは 0<t<e0<t<e で増加し、t>et>e で減少する。従って一意な最大値は h(e)=1/eh(e)=1/e である。

元の不等式がすべての x>0x>0、すなわちすべての t>0t>0 で成り立つには、特に t=et=e のとき 1/e≦h(b)1/e\le h(b) が必要である。一方、hの最大値より h(b)≦1/eh(b)\le1/e なので h(b)=1/eh(b)=1/e、一意性から b=eb=e。ゆえに a=e\sqrt a=e、すなわち a=e2a=e^2。この値では h(b)=1/eh(b)=1/e がhの最大値なので、上の不等式はすべての t>0t>0 で実際に成り立つ。

この問題で使う考え方

  • 対数とその性質
  • 対数関数のグラフ・増減
  • 指数・対数関数の微分
  • 商の微分

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