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千葉大学/2014年度

千葉大学 2014年 数学 第1問解答・解説

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1問題

千葉大学2014年度第1問

下図のような1辺の長さ10cmの正方形ABCDがある。

正方形ABCDの図。左上にA、左下にB、右下にC、右上にDが記され、4辺は実線で描かれている。

点Pおよび点Qは時刻0にAおよびBをそれぞれ出発し、正方形ABCDの周上を反時計回りに毎秒1cm進む。また、点Rは時刻0にBを出発し、正方形ABCDの周上を反時計回りに毎秒2cm進む。点RがAに達するまでに△PQRの面積が35cm²となる時刻をすべて求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2解答

解答を見る答えはこの解答の中にあります

座標と時間範囲 図の頂点を A=(0,10),B=(0,0),C=(10,0),D=(10,10)A=(0,10), B=(0,0), C=(10,0), D=(10,10) と置く。図の反時計回りは A→B→C→D→AA\to B\to C\to D\to A である。RR は BB から C,D,AC,D,A へ合計30cm進むので、A到着時刻は 302=15\displaystyle \frac{30}{2}=15 秒。調べる範囲は 0≦t≦150\le t\le15(終点を除外しても求める時刻は変わらない)。

各区間の座標は次のとおり。 t の範囲PQR0≦t≦5(0,10−t)(t,0)(2t,0)5≦t≦10(0,10−t)(t,0)(10,2t−10)10≦t≦15(t−10,0)(10,t−10)(30−2t,10)\begin{array}{c|c|c|c} t\text{ の範囲}&P&Q&R\\ \hline 0\le t\le5&(0,10-t)&(t,0)&(2t,0)\\ 5\le t\le10&(0,10-t)&(t,0)&(10,2t-10)\\ 10\le t\le15&(t-10,0)&(10,t-10)&(30-2t,10) \end{array}

三角形の面積 0≦t≦50\le t\le5 では Q,RQ,R が下辺上にあり、その間の距離は tt、PP から下辺までの高さは 10−t10-t だから [△PQR]=t(10−t)2=252−(t−5)22≦252<35.\displaystyle [\triangle PQR]=\frac{t(10-t)}2 =\frac{25}{2}-\frac{(t-5)^2}{2}\le\frac{25}{2}<35. この区間に解はない。

5≦t≦105\le t\le10 では、2ベクトル (u1,u2)(u_1,u_2)、(v1,v2)(v_1,v_2) を2辺とする三角形の面積が 12∣u1v2−u2v1∣\displaystyle \frac12|u_1v_2-u_2v_1| であることを使う。この式は2ベクトルのなす角を θ\theta として、内積と sin⁡2θ=1−cos⁡2θ\sin^2\theta=1-\cos^2\theta を面積公式に用いて得られる。成分を代入すると [△PQR]=12∣t(3t−20)−10(t−10)∣=3(t−5)2+252.\displaystyle [\triangle PQR] =\frac12\left|t(3t-20)-10(t-10)\right| =\frac{3(t-5)^2+25}{2}. 絶対値内の式は正である。面積35の条件は 3(t−5)2+25=70すなわち(t−5)2=15.3(t-5)^2+25=70 \quad\text{すなわち}\quad (t-5)^2=15. 5≦t≦105\le t\le10 に入るのは t=5+15.t=5+\sqrt{15}.

10≦t≦1510\le t\le15 では [△PQR]=12∣10(20−t)−(t−10)(40−3t)∣=3t2−80t+6002=3(t−403)2+20032.\displaystyle [\triangle PQR] =\frac12\left|10(20-t)-(t-10)(40-3t)\right| =\frac{3t^2-80t+600}{2} =\frac{3(t-\frac{40}{3})^2+\frac{200}{3}}2. 絶対値内の式は正である。面積35の条件は 3t2−80t+530=0すなわちt=40±103.\displaystyle 3t^2-80t+530=0 \quad\text{すなわち}\quad t=\frac{40\pm\sqrt{10}}3. 両方とも 10≦t≦1510\le t\le15 に入る(10<10\sqrt{10}<10 かつ 10<5\sqrt{10}<5)。よって求める全時刻は 5+15,40−103,40+103 秒.\displaystyle \boxed{5+\sqrt{15},\quad \frac{40-\sqrt{10}}3,\quad \frac{40+\sqrt{10}}3\text{ 秒}}.

分類 単元:数学I(座標・2次方程式)、数学A(平面図形の面積)。方法:正方形周上の区分的座標表示、成分の積の差による三角形面積、区間ごとの2次方程式と解の範囲確認。テーマ:速さの異なる点の周回運動を区間ごとに式で表し、面積条件を解く。

割当答案との照合 割当済みの forward_result_ref.json と backward_result_ref.json は、時刻 5+155+\sqrt{15}、40−103\displaystyle \frac{40-\sqrt{10}}{3}、40+103\displaystyle \frac{40+\sqrt{10}}{3} 秒を示す。3区間の面積式と各区間に属する解を独立計算し、全て一致することを確認した。数学判定はAPPROVED(固定本文に対する)。出典は医学部選択表がPDFに含まれないためHOLDのまま。実際の解答モデル情報はUNVERIFIED。

この問題で使う考え方

  • HS_I_COORDINATES
  • HS_I_QUADRATIC_EQUATION
  • HS_I_INTERVAL_CHECK
  • 三角比による面積

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