千葉大学/2014年度
千葉大学 2014年 数学 第13問解答・解説
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1問題
自然数nに対して、和 Sₙ = 1 + 1/2 + 1/3 + … + 1/nを考える。
(1) 各自然数nに対して2ᵏ ≦ nをみたす最大の整数kをf(n)で表すとき、2つの奇数aₙ, bₙが存在して Sₙ = aₙ / (2^(f(n)) bₙ) と表されることを示せ。
(2) n ≧ 2のときSₙは整数にならないことを示せ。
(3) さらに、自然数m, n(m < n)に対して、和 Sₘ,ₙ = 1/m + 1/(m + 1) + … + 1/nを考える。Sₘ,ₙはどんなm, n(m < n)に対しても整数にならないことを示せ。
まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。
2解答
解答を見る答えはこの解答の中にあります
・ とおくと である。 とおく。 は の中に含まれ、 は含まれないから、( は正の奇数)と書ける。
とおけば である。 の項は で奇数である。一方、 ならば より は を割らない。したがって に含まれる の因数は 個未満であり、 だから は偶数である( の場合は の項はない)。ゆえに は奇数である。したがって とすれば、いずれも正の奇数であり、 を得る。
・ ならば である。(1)の表示で分子は奇数、分母は偶数だから、 は整数ではない。
・ とし、 の範囲で が割り切る整数が存在するような最大の整数 をとる。連続する二整数のうち少なくとも一つは偶数なので である。最大性より、ある は で割り切れ、 では割り切れない。これが唯一であることを示す。もし異なる二つの整数 がともに で割り切れ、 では割り切れないなら、 と書け、 は奇数である。すると であり、 は で割り切れる。これは の最大性に反する。
とおくと、( は正の奇数)である。 は整数であり、 の項だけが奇数、ほかの項はすべて偶数だから は奇数である。一方 より は偶数である。したがって は を割り切らず、 は整数ではない。
この問題で使う考え方
- 対偶・背理法による証明
- 約数・倍数
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