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千葉大学/2000年度

千葉大学 2000年 数学 第4問解答・解説

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1問題

千葉大学2000年度第4問

座標空間内の6点

A(0,0,1),B(1,0,1),C(12,32,1)\displaystyle \mathrm{A} (0, 0, 1), \quad \mathrm{B} (1, 0, 1), \quad \mathrm{C} (\frac {1}{2}, \frac {\sqrt {3}}{2}, 1)

D(0,0,0),E(1,0,0),F(12,32,0)\displaystyle \mathrm{D} (0, 0, 0), \quad \mathrm{E} (1, 0, 0), \quad \mathrm{F} (\frac {1}{2}, \frac {\sqrt {3}}{2}, 0)

がある。動点 P は A を出発し, B,C,A の順に △ABC の周を一定の速さで一周する。P と同時に動点 Q は E を出発し, F,D,E の順に △DEF の周を P と同じ速さで一周する。線分 PQ が動いて作られる図形と △ABC, △DEF によって囲まれる立体を K とする。

(1) AP = t (0≦t≦1)(0 \leq t \leq 1) のとき,点 Q の座標を t で表せ。

(2) (1) の P, Q に対して, 線分 PQ と平面 z = a (0 ≦ a ≦ 1) との交点 R(t) の座標を求めよ。

(3) 平面 z = a (0≦a≦1)(0 \leq a \leq 1) による K の切り口の面積 S(a)S(a) を求めよ。

(4) K の体積 V を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

同時刻の点を線形補間して水平断面を三角形として表し、その面積を積分する。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)Q=(1−t2,32t,0).\displaystyle (1)\quad Q=\left(1-\frac t2,\frac{\sqrt3}{2}t,0\right).
    (2)R(t)=(1−a+3a−12t,32(1−a)t,a).\displaystyle (2)\quad R(t)=\left(1-a+\frac{3a-1}{2}t,\frac{\sqrt3}{2}(1-a)t,a\right).
    (3)S(a)=34(3a2−3a+1).\displaystyle (3)\quad S(a)=\frac{\sqrt3}{4}(3a^2-3a+1).
    (4)V=38.\displaystyle (4)\quad V=\frac{\sqrt3}{8}.

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) AP=t なので P=(t,0,1). Q は E から F へ距離 t だけ進むから、Q=E+t(F−E)=(1−t2,32t,0).(2) PQ 上で z=a となる点は R=aP+(1−a)Q である。したがってR(t)=(1−a+3a−12t,32(1−a)t,a).(3) 各辺は長さ 1 であるため、経過時間 0,1,2,3 における (P,Q) は (A,E),(B,F),(C,D),(A,E) となる。両点は各区間で直線上を同じ速さで動くので、水平断面の境界 R は次の三頂点を結ぶ三角形である。R0=aA+(1−a)E=(1−a,0,a),R1=aB+(1−a)F=(1+a2,32(1−a),a),R2=aC+(1−a)D=(a2,32a,a).よって座標平面上の三角形の面積公式からS(a)=12∣3a−123a2−3(1−a)23a−22∣=34(3a2−3a+1).(4) V=∫01S(a) da=34[a3−32a2+a]01=38.\displaystyle \text{(1) }AP=t\text{ なので }P=(t,0,1).\ Q\text{ は }E\text{ から }F\text{ へ距離 }t\text{ だけ進むから、} Q=E+t(F-E)=\left(1-\frac t2,\frac{\sqrt3}{2}t,0\right). \text{(2) }PQ\text{ 上で }z=a\text{ となる点は }R=aP+(1-a)Q\text{ である。したがって} R(t)=\left(1-a+\frac{3a-1}{2}t,\frac{\sqrt3}{2}(1-a)t,a\right). \text{(3) 各辺は長さ }1\text{ であるため、経過時間 }0,1,2,3\text{ における }(P,Q)\text{ は }(A,E),(B,F),(C,D),(A,E)\text{ となる。両点は各区間で直線上を同じ速さで動くので、水平断面の境界 }R\text{ は次の三頂点を結ぶ三角形である。} R_0=aA+(1-a)E=(1-a,0,a),\quad R_1=aB+(1-a)F=\left(\frac{1+a}{2},\frac{\sqrt3}{2}(1-a),a\right),\quad R_2=aC+(1-a)D=\left(\frac a2,\frac{\sqrt3}{2}a,a\right). \text{よって座標平面上の三角形の面積公式から} S(a)=\frac12\left|\frac{3a-1}{2}\frac{\sqrt3 a}{2}-\frac{\sqrt3(1-a)}{2}\frac{3a-2}{2}\right|=\frac{\sqrt3}{4}(3a^2-3a+1). \text{(4) }V=\int_0^1S(a)\,da=\frac{\sqrt3}{4}\left[a^3-\frac32a^2+a\right]_0^1=\frac{\sqrt3}{8}.

この問題で使う考え方

  • ベクトルの和・差・実数倍
  • ベクトルの成分表示
  • 空間座標と空間ベクトル
  • ベクトルによる図形の考察
  • 定積分による体積

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