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千葉大学/2000年度

千葉大学 2000年 数学 第7問解答・解説

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1問題

千葉大学2000年度第7問

n が 3 以上の整数のとき,

xn+2yn=4znx ^ {n} + 2 y ^ {n} = 4 z ^ {n}

を満たす整数 x, y, z は x = y = z = 0 以外に存在しないことを証明せよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • n≧3n\ge3 の任意の整数に対し、唯一の整数解は (x,y,z)=(0,0,0)(x,y,z)=(0,0,0) である。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

n≧3n\ge3 を固定する。まず任意の整数解 (x,y,z)(x,y,z) について、式を 2 で考えると xn≡0(mod2)x^n\equiv0\pmod{2} なので x は偶数である。x=2ux=2u とおいて元の式を 2 で割ると 2n−1un+yn=2zn.2^{n-1}u^n+y^n=2z^n. 左辺第1項と右辺は偶数だから yny^n も偶数、したがって y は偶数である。y=2vy=2v として元の式を 4 で割ると 2n−2un+2n−1vn=zn.2^{n-2}u^n+2^{n-1}v^n=z^n. n≧3n\ge3 より左辺は偶数であるため znz^n も偶数、従って z も偶数となる。よって、解があれば x,y,z はすべて偶数である。

非零整数解があると仮定し、そのような解の中から M=max⁡(∣x∣,∣y∣,∣z∣)\displaystyle M=\max(|x|,|y|,|z|) が最小となるものを選ぶ。上で示した偶奇性から x=2X,y=2Y,z=2Zx=2X, y=2Y, z=2Z と書ける。元の式を 2n2^n で割れば Xn+2Yn=4ZnX^n+2Y^n=4Z^n となり、(X,Y,Z)≠(0,0,0)(X,Y,Z)\ne(0,0,0) である。一方 max⁡(∣X∣,∣Y∣,∣Z∣)=M2<M\displaystyle \max(|X|,|Y|,|Z|)=\frac M2<M なので、M の最小性に矛盾する。したがって非零整数解は存在しない。原点は元の式を満たすため、唯一の整数解は (x,y,z)=(0,0,0)(x,y,z)=(0,0,0) である。

この問題で使う考え方

  • 対偶・背理法による証明
  • 約数・倍数

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