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奈良県立医科大学/2015年度/前期

奈良県立医科大学 2015年 数学 第13問解答・解説

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1問題

奈良県立医科大学2015年度第13問

平行六面体 ABCD-EFGHABCD\text{-}EFGH において,△BDE\triangle BDE の重心を PP,辺 ADAD の中点を MM とする。このとき,点 PP は線分 MFMF をどのように内分するか求めよ。ここで,平行六面体とは6つの平行四辺形からなる立体であり,ABCD-EFGHABCD\text{-}EFGH は向かい合う面の対応を表している。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2解答

解答を見る答えはこの解答の中にあります

Q13 重心と線分の内分

解答

点 PP は線分 MFMF を MP:PF=1:2MP:PF=1:2 に内分する。

計算過程

AB→=u,AD→=v,AE→=w\overrightarrow{AB}=\mathbf{u},\qquad \overrightarrow{AD}=\mathbf{v},\qquad \overrightarrow{AE}=\mathbf{w} とおき、点 AA を基準に表す。平行六面体の平行四辺形の性質より AB→=u,AD→=v,AE→=w,AF→=u+w.\overrightarrow{AB}=\mathbf{u},\quad \overrightarrow{AD}=\mathbf{v},\quad \overrightarrow{AE}=\mathbf{w},\quad \overrightarrow{AF}=\mathbf{u}+\mathbf{w}.

辺 DEDE の中点を NN とする。点 AA からの位置ベクトルは AN→=v+w2.\displaystyle \overrightarrow{AN}=\frac{\mathbf{v}+\mathbf{w}}{2}. 三角形 BDEBDE の重心 PP は中線 BNBN を頂点側から 2:12:1 に分けるので、 AP→=AB→+23BN→=u+23(v+w2−u)=u+v+w3.\displaystyle \begin{aligned} \overrightarrow{AP} &=\overrightarrow{AB}+\frac23\overrightarrow{BN}\\ &=\mathbf{u}+\frac23\left(\frac{\mathbf{v}+\mathbf{w}}2-\mathbf{u}\right)\\ &=\frac{\mathbf{u}+\mathbf{v}+\mathbf{w}}3. \end{aligned} また、MM は辺 ADAD の中点であるから AM→=v2.\displaystyle \overrightarrow{AM}=\frac{\mathbf{v}}2. よって MP→=AP→−AM→=u+w3−v6=13(u+w−v2),\displaystyle \overrightarrow{MP} =\overrightarrow{AP}-\overrightarrow{AM} =\frac{\mathbf{u}+\mathbf{w}}3-\frac{\mathbf{v}}6 =\frac13\left(\mathbf{u}+\mathbf{w}-\frac{\mathbf{v}}2\right), 一方、 MF→=AF→−AM→=u+w−v2.\displaystyle \overrightarrow{MF} =\overrightarrow{AF}-\overrightarrow{AM} =\mathbf{u}+\mathbf{w}-\frac{\mathbf{v}}2. したがって MP→=13MF→.\displaystyle \overrightarrow{MP}=\frac13\overrightarrow{MF}. 係数 1/31/3 は 00 と 11 の間にあるので、PP は線分 MFMF 上にあり、 MP:PF=13:23=1:2.\displaystyle MP:PF=\frac13:\frac23=1:2.

定義・場合分け・必要十分性

平行六面体の対応する平行四辺形の辺の平行・等長関係だけを用いた。得られたベクトル関係は P=M+13(F−M)\displaystyle P=M+\frac13(F-M) を意味するため、同一直線上にあることと線分の内部にあることの両方が確認できる。係数は常に 1/31/3 であり、場合分けはない。

使用解法

平面・空間ベクトルの位置ベクトルと、三角形の重心が中線を 2:12:1 に内分する性質。

この問題で使う考え方

  • 位置ベクトル
  • ベクトルの和・差・実数倍
  • 空間座標と空間ベクトル
  • 三角形の中心

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