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奈良県立医科大学/2015年度/前期

奈良県立医科大学 2015年 数学 第3問解答・解説

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1問題

奈良県立医科大学2015年度第3問

関数 f(x)f(x) が次を満たすとき,f(x)f(x) を求めよ。  f(x)=5+2∫01et−xf(t) dt\displaystyle f(x)=5+2\int_{0}^{1}e^{t-x}f(t)\,dt

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2解答

解答を見る答えはこの解答の中にあります

A_Q3 — MM-4bfc8dc70e4b-Q3

問題 関数 f(x)f(x) が f(x)=5+2∫01et−xf(t) dt\displaystyle f(x)=5+2\int_0^1 e^{t-x}f(t)\,dt を満たすとき、f(x)f(x) を求める。

解答・計算過程 積分変数を tt とし、xx によらない定数 I=∫01etf(t) dt\displaystyle I=\int_0^1 e^t f(t)\,dt をおく。et−x=e−xete^{t-x}=e^{-x}e^t だから、与式は f(x)=5+2e−xIf(x)=5+2e^{-x}I となる。この式を II の定義に代入すると I=∫01et(5+2e−tI) dt=5∫01et dt+2I∫011 dt=5(e−1)+2I.\displaystyle \begin{aligned} I&=\int_0^1 e^t\bigl(5+2e^{-t}I\bigr)\,dt\\ &=5\int_0^1e^t\,dt+2I\int_0^1 1\,dt\\ &=5(e-1)+2I. \end{aligned} よって I=−5(e−1)I=-5(e-1) であり、 f(x)=5−10(e−1)e−x.\boxed{f(x)=5-10(e-1)e^{-x}}.

これは必要条件を得ただけでなく実際に解でもある。実際、この式を積分に代入すると ∫01et−xf(t) dt=e−x∫01(5et−10(e−1)) dt=−5(e−1)e−x,\displaystyle \int_0^1e^{t-x}f(t)\,dt =e^{-x}\int_0^1\bigl(5e^t-10(e-1)\bigr)\,dt =-5(e-1)e^{-x}, したがって右辺は 5−10(e−1)e−x5-10(e-1)e^{-x} となり、求めた式と一致する。従って解は上記の関数である。

使用解法・範囲 積分部分を xx によらない定数と置き、定積分の計算と代入で定数を決定した。指数関数の積分を用いる高校数学の範囲。

この問題で使う考え方

  • 不定積分・定積分の性質
  • 三角・指数・対数関数等の積分

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