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奈良県立医科大学/2015年度/前期

奈良県立医科大学 2015年 数学 第5問解答・解説

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1問題

奈良県立医科大学2015年度第5問

複素数 α\alpha は実数でも純虚数でもないとする。α1+α2\displaystyle \dfrac{\alpha}{1+\alpha^{2}} が実数であるために,α\alpha の満たすべき必要十分条件を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2解答

解答を見る答えはこの解答の中にあります

A_Q5 — MM-4bfc8dc70e4b-Q5

問題 複素数 α\alpha は実数でも純虚数でもないとする。α1+α2\displaystyle \dfrac{\alpha}{1+\alpha^2} が実数であるための α\alpha の必要十分条件を求める。

解答・計算過程 実数x,yx,yを用いてα=x+yi\alpha=x+yiとおく。α\alpha は実数でも純虚数でもないので x≠0,y≠0.x\ne0,\qquad y\ne0. 分母 1+α21+\alpha^2 が零になるのは α2=−1\alpha^2=-1、すなわち α=±i\alpha=\pm i のときだけであるが、これは純虚数なので仮定により起こらない。よって分母は零でない。

1+α2=(1+x2−y2)+2xyi.1+\alpha^2=(1+x^2-y^2)+2xyi. その共役複素数を掛けて分母を実数にすると α1+α2=(x+yi){(1+x2−y2)−2xyi}(1+x2−y2)2+4x2y2.\displaystyle \frac{\alpha}{1+\alpha^2} =\frac{(x+yi)\{(1+x^2-y^2)-2xyi\}}{(1+x^2-y^2)^2+4x^2y^2}. 分子の虚部は −2x2y+y(1+x2−y2)=y(1−x2−y2)-2x^2y+y(1+x^2-y^2)=y(1-x^2-y^2) である。分母は正であり、また y≠0y\ne0 だから、この商が実数となるための必要十分条件は 1−x2−y2=0,1-x^2-y^2=0, すなわち x2+y2=1x^2+y^2=1 である。

従って、もとの仮定(x≠0,y≠0x\ne0,y\ne0)のもとでの必要十分条件は ∣α∣=1(α=x+yi, x,y≠0).\boxed{|\alpha|=1\quad(\alpha=x+yi,\ x,y\ne0)}. 言い換えると、α\alpha は単位円周上にあり、実軸・虚軸上の点はもとの仮定により除かれる。

使用解法・範囲 α=x+yi\alpha=x+yi とおき、分母の共役複素数を掛けて虚部が零となる条件を調べた。高校数学の複素数の範囲。

この問題で使う考え方

  • 複素数の四則演算

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