本文へ進む
メニュー
医学部数学 過去問DB問題を探す

東邦大学/2016年度/一般

東邦大学 2016年 数学 第15問解答・解説

このページには広告が含まれます。

1問題

東邦大学2016年度第15問

2つの変量をもつ100個のデータ (x1,y1),(x2,y2),…,(x100,y100)(x_1,y_1),(x_2,y_2),\ldots,(x_{100},y_{100}) が ∑i=1100xi2=500,∑i=1100yi2=900,∑i=1100xiyi=500\displaystyle \sum\limits _{i=1}^{100}x_i^2=500,\quad \sum\limits _{i=1}^{100}y_i^2=900,\quad \sum\limits _{i=1}^{100}x_i y_i=500 を満たす場合を考える。X=1100∑i=1100xi\displaystyle X=\frac{1}{100}\sum\limits _{i=1}^{100}x_i および Y=1100∑i=1100yi\displaystyle Y=\frac{1}{100}\sum\limits _{i=1}^{100}y_i とするとき、点 (X,Y)(X,Y) の存在範囲は不等式 (Y−X)2シ+X2ス≦1\displaystyle \frac{(Y-X)^2}{\boxed{\text{シ}}}+\frac{X^2}{\boxed{\text{ス}}}\leq1 の表す領域である。また、∣X+Y∣|X+Y| のとり得る値の範囲は 0≦∣X+Y∣≦セソ0\leq|X+Y|\leq\boxed{\text{セ}}\sqrt{\boxed{\text{ソ}}} である。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (Y−X)24+X25≦1,0≦∣X+Y∣≦26(\displaystyle \frac{(Y-X)^2}{4}+\frac{X^2}{5}\le1,\qquad 0\le|X+Y|\le2\sqrt6\quad(シ=4, =4,\space{} ス=5, =5,\space{} セ=2, =2,\space{} ソ=6)=6)

3解答

解答を見る途中式つきの解答

各データの平均からのずれを ui=xi−Xu_i=x_i-X、vi=yi−Yv_i=y_i-Y とおき、 A=5−X2,B=9−Y2,C=5−XYA=5-X^2,\qquad B=9-Y^2,\qquad C=5-XY とする。条件より ∑ui=∑vi=0,∑ui2=100A,∑vi2=100B,∑uivi=100C.\displaystyle \sum u_i=\sum v_i=0,\quad \sum u_i^2=100A,\quad \sum v_i^2=100B,\quad \sum u_iv_i=100C. したがって A,B≧0A,B\ge0 であり、∑ui2∑vi2≧(∑uivi)2\displaystyle \sum u_i^2\sum v_i^2\ge(\sum u_iv_i)^2 から (5−X2)(9−Y2)≧(5−XY)2.(5-X^2)(9-Y^2)\ge(5-XY)^2. これを整理すると 4X2+5(Y−X)2≦20,すなわち(Y−X)24+X25≦1.\displaystyle 4X^2+5(Y-X)^2\le20, \qquad\text{すなわち}\qquad \frac{(Y-X)^2}{4}+\frac{X^2}{5}\le1.

この条件は実現可能性についても十分である。実際、この不等式から X2≦5X^2\le5 であり、また 4X2+5(Y−X)2=9(X−5Y9)2+20Y29≦20\displaystyle 4X^2+5(Y-X)^2=9\left(X-\frac{5Y}{9}\right)^2+\frac{20Y^2}{9}\le20 より Y2≦9Y^2\le9 である。さらに AB−C2=20−4X2−5(Y−X)2≧0.AB-C^2=20-4X^2-5(Y-X)^2\ge0. A>0A>0 のとき、和が 00、二乗和が 11、互いに積の和が 00 となる二つの100項列 r=(1,−1,0,…,0)2,s=(1,1,−2,0,…,0)6\displaystyle r=\frac{(1,-1,0,\ldots,0)}{\sqrt2},\qquad s=\frac{(1,1,-2,0,\ldots,0)}{\sqrt6} を用いて xi=X+10A ri,yi=Y+10CAri+10B−C2A si\displaystyle x_i=X+10\sqrt A\,r_i,\qquad y_i=Y+\frac{10C}{\sqrt A}r_i+10\sqrt{B-\frac{C^2}{A}}\,s_i とすれば、与えられた三つの総和を満たす。A=0A=0 なら不等式から X2=5, Y=XX^2=5,\ Y=X となり、C=0C=0。この場合は xi=X, yi=Y+10B rix_i=X,\ y_i=Y+10\sqrt B\,r_i とすればよい。よって示した楕円領域の各点が実現する。

次に u=Y−Xu=Y-X とおくと、X+Y=u+2XX+Y=u+2X、かつ 5u2+4X2≦205u^2+4X^2\le20 である。恒等式 24(5u2+4X2)−20(u+2X)2=4(5u−2X)2≧024(5u^2+4X^2)-20(u+2X)^2=4(5u-2X)^2\ge0 から (X+Y)2≦24(X+Y)^2\le24、すなわち ∣X+Y∣≦26|X+Y|\le2\sqrt6。等号は 5u=2X5u=2X かつ 5u2+4X2=205u^2+4X^2=20 のとき成立し、そのような点は上で示した通り実現する。等号を達成する点として (X0,Y0)=(56,76)\displaystyle (X_0,Y_0)=\left(\frac5{\sqrt6},\frac7{\sqrt6}\right) は楕円上にあり、上で示した十分性により実現する。任意の 0≦s≦10\le s\le1 に対して (sX0,sY0)(sX_0,sY_0) も楕円内にある。実際、 (sY0−sX0)24+(sX0)25=s2((Y0−X0)24+X025)=s2≦1\displaystyle \frac{(sY_0-sX_0)^2}{4}+\frac{(sX_0)^2}{5} =s^2\left(\frac{(Y_0-X_0)^2}{4}+\frac{X_0^2}{5}\right)=s^2\le1 であり、これも十分性により実現する。この点では ∣X+Y∣=s∣X0+Y0∣=2s6|X+Y|=s|X_0+Y_0|=2s\sqrt6 となるから、ss を 00 から 11 まで動かすことで全ての値が実現する。したがって取り得る範囲は 0≦∣X+Y∣≦26.0\le|X+Y|\le2\sqrt6. したがって シ=4, ス=5, セ=2, ソ=6.\boxed{\text{シ}=4,\ \text{ス}=5,\ \text{セ}=2,\ \text{ソ}=6}.

この問題で使う考え方

  • 平均からの偏差、有限和のCauchy–Schwarz、楕円条件のスケーリングによる範囲実現

PR

数学を1対1で教わるオンライン塾「数強塾」

数強塾は、中学生・高校生のための数学専門のオンライン個別指導塾です。プロ講師がマンツーマンで教え、大学受験の数学にも対応しています。入塾の前に、今の学習状況と目標を確かめる診断授業(体験・3,000円、税込)を受けられます。

「数強塾」オンライン数学克服塾〈プロ講師〉

東大生と1対1で学べるオンライン個別指導「トウコベ」

トウコベは、東大生を中心に難関大学の学生が講師を務める、完全マンツーマンのオンライン個別指導です。はじめに、オンラインの説明会・勉強相談(無料)をWebで予約でき、その後にお試し授業を受けられます。

トウコベ公式サイト

似た問題を、ほかの大学で

答えや解説の誤りに気づいたら、お問い合わせから教えてください。