各データの平均からのずれを ui=xi−X、vi=yi−Y とおき、 A=5−X2,B=9−Y2,C=5−XY とする。条件より ∑ui=∑vi=0,∑ui2=100A,∑vi2=100B,∑uivi=100C. したがって A,B≧0 であり、∑ui2∑vi2≧(∑uivi)2 から (5−X2)(9−Y2)≧(5−XY)2. これを整理すると 4X2+5(Y−X)2≦20,すなわち4(Y−X)2+5X2≦1.
この条件は実現可能性についても十分である。実際、この不等式から X2≦5 であり、また 4X2+5(Y−X)2=9(X−95Y)2+920Y2≦20 より Y2≦9 である。さらに AB−C2=20−4X2−5(Y−X)2≧0. A>0 のとき、和が 0、二乗和が 1、互いに積の和が 0 となる二つの100項列 r=2(1,−1,0,…,0),s=6(1,1,−2,0,…,0) を用いて xi=X+10Ari,yi=Y+A10Cri+10B−AC2si とすれば、与えられた三つの総和を満たす。A=0 なら不等式から X2=5, Y=X となり、C=0。この場合は xi=X, yi=Y+10Bri とすればよい。よって示した楕円領域の各点が実現する。
次に u=Y−X とおくと、X+Y=u+2X、かつ 5u2+4X2≦20 である。恒等式 24(5u2+4X2)−20(u+2X)2=4(5u−2X)2≧0 から (X+Y)2≦24、すなわち ∣X+Y∣≦26。等号は 5u=2X かつ 5u2+4X2=20 のとき成立し、そのような点は上で示した通り実現する。等号を達成する点として (X0,Y0)=(65,67) は楕円上にあり、上で示した十分性により実現する。任意の 0≦s≦1 に対して (sX0,sY0) も楕円内にある。実際、 4(sY0−sX0)2+5(sX0)2=s2(4(Y0−X0)2+5X02)=s2≦1 であり、これも十分性により実現する。この点では ∣X+Y∣=s∣X0+Y0∣=2s6 となるから、s を 0 から 1 まで動かすことで全ての値が実現する。したがって取り得る範囲は 0≦∣X+Y∣≦26. したがって シ=4, ス=5, セ=2, ソ=6.