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自治医科大学/2019年度/前期

自治医科大学 2019年 数学 第19問解答・解説

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1問題

自治医科大学2019年度第19問

曲線 C: y=x3C:\ y=x^{3} 上に存在する原点 O(0,0)O(0,0),点 A(1,1)A(1,1),点 P(t,t3)P(t,t^{3})(0<t<1, t0<t<1,\ t は実数)について考える。線分 OPOP と曲線 CC,線分 PAPA と曲線 CC で囲まれた図形のそれぞれの面積を S1,S2S_{1},S_{2} と表記する。S1+S2S_{1}+S_{2} は t=kt=k のとき最小値をとる。9k29k^{2} の値を求めよ。選択肢:ア 00,カ 11,サ 22,タ 33,ナ 44,ハ 55,マ 66,ヤ 77,ラ 88,ワ 99。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

二つの領域の上側・下側を確認して面積を定積分で表し、因数分解と置換でS2を簡潔に計算する。面積和をtの式に整理し、導関数の符号で最小点を求める。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • タ(3)

4解答

解答を見る途中式つきの解答

線分 OPOP の式は y=t2xy=t^2x である。0≦x≦t0\le x\le t ではこの線分が曲線 y=x3y=x^3 の上にあるから S1=∫0t(t2x−x3) dx=t44.\displaystyle S_1=\int_0^t(t^2x-x^3)\,dx=\frac{t^4}{4}. 線分 PAPA の傾きは 1+t+t21+t+t^2 であり、その式は y=(1+t+t2)x−t−t2y=(1+t+t^2)x-t-t^2 である。曲線との差は (1+t+t2)x−t−t2−x3=(x−t)(1−x)(x+t+1)(1+t+t^2)x-t-t^2-x^3=(x-t)(1-x)(x+t+1) となる。x=t+(1−t)ux=t+(1-t)u とおくと S2=∫t1(x−t)(1−x)(x+t+1) dx=(1−t)3∫01u(1−u){2t+1+(1−t)u} du=(1−t)3(2t+16+1−t12)=(1+t)(1−t)34.\displaystyle \begin{aligned} S_2&=\int_t^1(x-t)(1-x)(x+t+1)\,dx\\ &=(1-t)^3\int_0^1u(1-u)\{2t+1+(1-t)u\}\,du\\ &=(1-t)^3\left(\frac{2t+1}{6}+\frac{1-t}{12}\right) =\frac{(1+t)(1-t)^3}{4}. \end{aligned} したがって F(t):=S1+S2=t4+(1+t)(1−t)34=1−2t+2t34.\displaystyle F(t):=S_1+S_2=\frac{t^4+(1+t)(1-t)^3}{4}=\frac{1-2t+2t^3}{4}. F′(t)=3t2−12\displaystyle F'(t)=\frac{3t^2-1}{2} は 0<t<1/30<t<1/\sqrt3 で負、1/3<t<11/\sqrt3<t<1 で正である。よって FF は t=1/3t=1/\sqrt3 で最小となり、問題の kk は k=1/3k=1/\sqrt3 である。したがって 9k2=9⋅13=3.\displaystyle 9k^2=9\cdot\frac13=3. 選択肢は **タ** である。

この問題で使う考え方

  • 多項式の導関数
  • 導関数と増減
  • 定積分
  • 定積分による面積

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