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自治医科大学/2017年度/前期

自治医科大学 2017年 数学 第23問解答・解説

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1問題

自治医科大学2017年度第23問

2つの曲線 C1:ny=x2C_{1}:ny=x^{2} と C2:(n+1)x=y2C_{2}:(n+1)x=y^{2} (nn は自然数,x≧0, y≧0x\geq0,\ y\geq0) について考える。曲線 C1C_{1} と C2C_{2} で囲まれた部分の面積を SnS_{n} とする。

lim⁡n→∞27Snn2\displaystyle \lim\limits _{n\to\infty}\frac{27S_{n}}{n^{2}} の値を求めよ。

選択肢:㋐ 0,㋕ 1,㋚ 2,㋟ 3,㋤ 4,㋩ 5,㋮ 6,㋳ 7,㋶ 8,㋻ 9

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

第1象限で2曲線の交点を求め、曲線の上下関係を確かめて定積分で面積を表し、その式から極限を計算する。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • 9 (㋻)

4解答

解答を見る途中式つきの解答

nn は自然数なので n≧1n\ge1 とする。第1曲線を y1=x2n\displaystyle y_1=\frac{x^2}{n}、第2曲線を y2=(n+1)xy_2=\sqrt{(n+1)x} と表す。交点では x2n=(n+1)x\displaystyle \frac{x^2}{n}=\sqrt{(n+1)x} であり、両辺は非負なので、これを2乗して整理すると x4n2=(n+1)xすなわちx(x3−n2(n+1))=0\displaystyle \frac{x^4}{n^2}=(n+1)x\text{すなわち} x\left(x^3-n^2(n+1)\right)=0 となる。したがって交点の xx 座標は 00 と α=n2(n+1)3\alpha=\sqrt[3]{n^2(n+1)} である。

0<x<α0<x<\alpha では x3<n2(n+1)x^3<n^2(n+1) だから、 y22−y12=x((n+1)−x3n2)>0.\displaystyle y_2^2-y_1^2=x\left((n+1)-\frac{x^3}{n^2}\right)>0. y1,y2y_1,y_2 はともに非負であるため y2>y1y_2>y_1 となり、囲まれた部分の面積は Sn=∫0α((n+1)x−x2n) dx.\displaystyle S_n=\int_0^\alpha\left(\sqrt{(n+1)x}-\frac{x^2}{n}\right)\,dx. ここで α3=n2(n+1)\alpha^3=n^2(n+1)、α3/2=nn+1\alpha^{3/2}=n\sqrt{n+1} より、 Sn=23n+1 α3/2−α33n=23n(n+1)−13n(n+1)=n(n+1)3.\displaystyle \begin{aligned} S_n&=\frac{2}{3}\sqrt{n+1}\,\alpha^{3/2}-\frac{\alpha^3}{3n}\\ &=\frac{2}{3}n(n+1)-\frac{1}{3}n(n+1)=\frac{n(n+1)}{3}. \end{aligned} したがって lim⁡n→∞27Snn2=lim⁡n→∞9(1+1n)=9.\displaystyle \lim\limits _{n\to\infty}\frac{27S_n}{n^2}=\lim\limits _{n\to\infty}9\left(1+\frac{1}{n}\right)=9.

この問題で使う考え方

  • 曲線で囲まれた面積
  • 三角・指数・対数関数等の積分

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