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自治医科大学/2017年度/前期

自治医科大学 2017年 数学 第16問解答・解説

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1問題

自治医科大学2017年度第16問

△ABCABC の各頂点を移動する動点 PP について考える。動点 PP は,1個のさいころを投げたとき,5の目が出れば時計回りに,6の目が出れば反時計回りにそれぞれ隣の頂点に移り,1,2,3,4の目が出れば移動しないものとする。さいころを nn 回 (nn は0以上の整数) 投げたあと,動点 PP が頂点 AA 上にある確率を pnp_{n} とする。

lim⁡n→∞6pn\displaystyle \lim\limits _{n\to\infty}6p_{n} の値を求めよ。ただし,動点 PP は,最初には,頂点 AA 上に存在するものとする。

選択肢:㋐ 0,㋕ 1,㋚ 2,㋟ 3,㋤ 4,㋩ 5,㋮ 6,㋳ 7,㋶ 8,㋻ 9

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

BとCの対称性で確率を一変数にまとめ、1回後の確率の漸化式を解いて極限を求める。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • lim⁡n→∞6pn=2\displaystyle\lim\limits _{n\to\infty}6p_n=2\quad(㋚)

4解答

解答を見る途中式つきの解答

頂点 B,CB,C にいる確率をそれぞれ qn,rnq_n,r_n とする。時計回りと反時計回りの動きは同じ確率で起こり、初めは AA にいるため、B,CB,C を入れ替える対称性から qn=rn=1−pn2\displaystyle q_n=r_n=\dfrac{1-p_n}{2} である。1回投げた後に AA にいるのは、AA にいて移動しない場合、または B,CB,C のいずれかから AA へ移る場合である。したがって pn+1=46pn+16qn+16rn=23pn+13qn=12pn+16\displaystyle p_{n+1}=\dfrac46p_n+\dfrac16q_n+\dfrac16r_n=\dfrac23p_n+\dfrac13q_n=\dfrac12p_n+\dfrac16 を得る。この式を 13\displaystyle \dfrac13 からの差で表せば pn+1−13=12(pn−13)\displaystyle p_{n+1}-\dfrac13=\dfrac12\left(p_n-\dfrac13\right) となる。p0=1p_0=1 より pn=13+23(12)n\displaystyle p_n=\dfrac13+\dfrac23\left(\dfrac12\right)^n であり、(12)n→0\displaystyle \left(\dfrac12\right)^n\to0 だから lim⁡n→∞6pn=6⋅13=2\displaystyle\lim\limits _{n\to\infty}6p_n=6\cdot\dfrac13=2 である。

この問題で使う考え方

  • 確率の基本法則
  • 独立な試行
  • 漸化式
  • 数列の極限

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