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自治医科大学/2017年度/前期

自治医科大学 2017年 数学 第7問解答・解説

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1問題

自治医科大学2017年度第7問

A=11−α+11−α2+11−α3+11−α4+11−α5+11−α6\displaystyle A=\frac{1}{1-\alpha}+\frac{1}{1-\alpha^{2}}+\frac{1}{1-\alpha^{3}}+\frac{1}{1-\alpha^{4}}+\frac{1}{1-\alpha^{5}}+\frac{1}{1-\alpha^{6}} とする。

α=cos⁡2π7+isin⁡2π7\displaystyle \alpha=\cos\frac{2\pi}{7}+i\sin\frac{2\pi}{7} であるとき,AA の値を求めよ。

選択肢:㋐ 0,㋕ 1,㋚ 2,㋟ 3,㋤ 4,㋩ 5,㋮ 6,㋳ 7,㋶ 8,㋻ 9

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

αの7乗が1であることを使い、指数kと7−kに対応する分数を組にして各組の和を求める。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • A=3A=3(選択肢 ㋟)

4解答

解答を見る途中式つきの解答

α=cos⁡2π7+isin⁡2π7\displaystyle \alpha=\cos\frac{2\pi}{7}+i\sin\frac{2\pi}{7} より,ド・モアブルの定理を用いると α7=1\alpha^7=1 である。また,k=1,2,…,6k=1,2,\ldots,6 に対して αk≠1\alpha^k\ne1 である。実際,αk=cos⁡2kπ7+isin⁡2kπ7\displaystyle \alpha^k=\cos\frac{2k\pi}{7}+i\sin\frac{2k\pi}{7} の偏角 2kπ7\displaystyle \frac{2k\pi}{7} は 2π2\pi の整数倍ではない。k=1,2,3k=1,2,3 とし,z=αkz=\alpha^k とおくと,α7−k=α−k=z−1\alpha^{7-k}=\alpha^{-k}=z^{-1} である。z≠1z\ne1 だから,11−z+11−z−1=11−z+zz−1=1−z1−z=1.\displaystyle \frac{1}{1-z}+\frac{1}{1-z^{-1}}=\frac{1}{1-z}+\frac{z}{z-1}=\frac{1-z}{1-z}=1.したがって,A=(11−α+11−α6)+(11−α2+11−α5)+(11−α3+11−α4)=1+1+1=3.\displaystyle A=\left(\frac{1}{1-\alpha}+\frac{1}{1-\alpha^6}\right)+\left(\frac{1}{1-\alpha^2}+\frac{1}{1-\alpha^5}\right)+\left(\frac{1}{1-\alpha^3}+\frac{1}{1-\alpha^4}\right)=1+1+1=3.よって,A=3A=3(選択肢 ㋟)。

この問題で使う考え方

  • 複素数の四則演算
  • 複素数の極形式
  • ド・モアブルの定理

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