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自治医科大学/2016年度/前期

自治医科大学 2016年 数学 第23問解答・解説

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1問題

自治医科大学2016年度第23問

(各設問共通)設問ごとに,与えられた選択肢の中から最も適当なものを1つだけ選び,解答用紙の該当する記号を塗りつぶせ.

選択肢:ア 0,カ 1,サ 2,タ 3,ナ 4,ハ 5,マ 6,ヤ 7,ラ 8,ワ 9.

23 曲線 C1:y=x(x−a)(x−a−1)C_1:y=x(x-a)(x-a-1) と曲線 C2:y=x(x−a)C_2:y=x(x-a) について考える.C1C_1 と C2C_2 で囲まれたすべての図形の面積を S1S_1 とし,0≦x≦a0\leq x\leq a で C1C_1 と C2C_2 によって囲まれた図形の面積を S2S_2 とする.S1S2=2\displaystyle \frac{S_1}{S_2}=2 となるとき,aa の値を求めよ.ただし,aa は正の実数とする.

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

二曲線の差の符号で全ての有界領域を特定し、それぞれの面積を定積分で求めて比の条件を解く。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (23)a=2 (\quad a=2\space{}(サ).

4解答

解答を見る途中式つきの解答

二曲線の差を D(x)=x(x−a)(x−a−1)−x(x−a)=x(x−a)(x−a−2)D(x)=x(x-a)(x-a-1)-x(x-a)=x(x-a)(x-a-2) とする。a>0a>0 だから交点のx座標は 0<a<a+20<a<a+2 の順に並び、囲まれる図形は、0≦x≦a0\le x\le a の範囲のものと a≦x≦a+2a\le x\le a+2 の範囲のものの二つである。0≦x≦a0\le x\le a では D(x)>0D(x)>0、a≦x≦a+2a\le x\le a+2 では D(x)<0D(x)<0 なので、 S2=∫0aD(x) dx=∫0a{x3−(2a+2)x2+a(a+2)x} dx=a3(a+4)12.\displaystyle S_2=\int_0^a D(x)\,dx =\int_0^a\{x^3-(2a+2)x^2+a(a+2)x\}\,dx =\frac{a^3(a+4)}{12}. もう一つの囲まれた部分の面積は、t=x−at=x-a とおくと −∫aa+2D(x) dx=−∫02(t+a)t(t−2) dt=4(a+1)3.\displaystyle -\int_a^{a+2}D(x)\,dx =-\int_0^2(t+a)t(t-2)\,dt =\frac{4(a+1)}3. したがって S1=S2+4(a+1)3\displaystyle S_1=S_2+\frac{4(a+1)}3。条件 S1/S2=2S_1/S_2=2 より、もう一つの部分の面積が S2S_2 に等しいから 4(a+1)3=a3(a+4)12.\displaystyle \frac{4(a+1)}3=\frac{a^3(a+4)}{12}. 整理すると a4+4a3−16a−16=0であるための必要十分条件は(a−2)(a+2)3=0.a^4+4a^3-16a-16=0 \quad\text{であるための必要十分条件は}\quad (a-2)(a+2)^3=0. a>0a>0 であるため a=2a=2 である。確認として、a=2a=2 のとき各部分の面積はともに4なので S1/S2=8/4=2S_1/S_2=8/4=2。共通選択肢では2はサなので、答えは サ\boxed{\text{サ}} である。

この問題で使う考え方

  • 不定積分
  • 曲線で囲まれた面積

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