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自治医科大学 2008年 数学 第6問解答・解説

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1問題

自治医科大学2008年度第6問

1辺の長さが (5−1)(\sqrt{5}-1) である正五角形の対角線1本の長さを求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

正五角形の対角線が交わる点を用い、円周角と三角形の相似から対角線と辺の比を導く。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • d=2(d=2\quad(選択肢:サ).

4解答

解答を見る途中式つきの解答

正五角形の頂点を順に A,B,C,D,EA,B,C,D,E とし、一辺の長さを ss、対角線の長さを dd とする。対角線 ACAC と BDBD の交点を PP とする。正五角形の内角は (5−2)⋅180∘5=108∘\displaystyle \frac{(5-2)\cdot180^\circ}{5}=108^\circ であるから、二等辺三角形 ABCABC では ∠BAC=∠BCA=36∘\angle BAC=\angle BCA=36^\circ となる。

まず、正五角形の中心を OO とすると、隣り合う頂点に対する中心角 ∠AOB=72∘\angle AOB=72^\circ である。円周角の定理より ∠ADB=36∘\angle ADB=36^\circ である。また AD=BD=dAD=BD=d なので、二等辺三角形 ABDABD の底角は ∠ABD=72∘\angle ABD=72^\circ である。したがって、三角形 ABPABP では ∠BAP=36∘\angle BAP=36^\circ、∠ABP=72∘\angle ABP=72^\circ であり、∠APB=72∘\angle APB=72^\circ となる。よって AP=AB=sAP=AB=s である。

次に、BC=CD=sBC=CD=s と ∠BCD=108∘\angle BCD=108^\circ から、∠DBC=36∘\angle DBC=36^\circ である。B,P,DB,P,D は一直線上、A,P,CA,P,C も一直線上にあるので、三角形 PBCPBC では ∠PBC=∠BCP=36∘\angle PBC=\angle BCP=36^\circ、したがって ∠BPC=108∘\angle BPC=108^\circ となる。この三角形は三角形 ABCABC と相似であり、角の対応は A↔BA\leftrightarrow B、B↔PB\leftrightarrow P、C↔CC\leftrightarrow C である。PB=PC=tPB=PC=t とおくと、対応辺の比より PBAB=PCBC=BCAC,ts=sd,t=s2d.\displaystyle \frac{PB}{AB}=\frac{PC}{BC}=\frac{BC}{AC},\qquad \frac{t}{s}=\frac{s}{d},\qquad t=\frac{s^2}{d}. 一方、AC=AP+PCAC=AP+PC であるから d=s+td=s+t。これと上式から d=s+s2d,d2=sd+s2.\displaystyle d=s+\frac{s^2}{d},\qquad d^2=sd+s^2. したがって r=d/sr=d/s とおけば r2−r−1=0r^2-r-1=0 である。r>0r>0 より r=1+52.\displaystyle r=\frac{1+\sqrt5}{2}. よって、s=5−1s=\sqrt5-1 を代入すると、求める対角線の長さは d=sr=(5−1)1+52=2.\displaystyle d=sr=(\sqrt5-1)\frac{1+\sqrt5}{2}=2. 選択肢の数字2に対応する記号はサである。

検算として d=2d=2、s=5−1s=\sqrt5-1 は d2=sd+s2d^2=sd+s^2 を満たす。実際、2(5−1)+(5−1)2=4=d22(\sqrt5-1)+(\sqrt5-1)^2=4=d^2 である。

この問題で使う考え方

  • 円の性質
  • 三角形の性質
  • 二次方程式とグラフ

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